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[読書] 幸福な生活/百田尚樹
こんにちは、noriです。
最近は外出自粛の件もあり、休日を自宅で過ごす割合が増えました。
コーヒーを毎日のように淹れるんですが、そろそろ味に飽きてきて…。
オンラインで買える、おいしいコーヒー豆があれば教えてほしいです(^^)
さて、きょうは百田尚樹さんの小説を紹介したいと思います。
【著書について】
本著を執筆された百田尚樹さんと言えば、日本の小説家であり、放送作家です。
百田さんのデビュー作である『永遠の0』をはじめ、『海賊とよばれた男』『フォルトゥナの瞳』などの作品が有名ですね。
また放送作家としては、『探偵!ナイトスクープ』に25年以上にわたり携わっていたことでも有名です。
百田さんの名前に馴染みない方でも、以上のような作品は聞き覚えがあるのではないでしょうか?
ちなみに、モモタさんではなくヒャクタさんです。
そんな百田さんが2011年に出版したこの『幸福な生活』ですが、19編から成るショートショートの小説集になります。
テーマは『愛する人の"秘密"』と、ミステリアスな感じ。
【本著を読もうと思ったキッカケ】
昨年のクリスマス会でプレゼント交換があり、
その場で頂いたのが、百田さんの『輝く夜』という小説でした。
これも同じくショートショートの小説集で、『クリスマスにおこる奇跡』を題材にしたものです。
この本で感動し、『もっと読んでみたい!!』と思って手に取ったのが、今回ご紹介する『幸福な生活』になります。
(泣ける作品でした。こちらもオススメです!)
【本を読んだ感想】
結論から言うと、とても引き込まれる、ゾクゾクする本でした。
19編の物語は、いずれもページをめくった後の1行で物語が終わります。
その1行がとっても怖い。
今まで積み上げてきたものが繋がっていく、そして崩れていく感覚。
みなさんにも愛する人はいると思います。
例えば自分の妻や旦那、例えば自分の親、もしくは子供…。
そんな人たちとの、幸せな日常が綴られています。
中には浮気をするような人もいますよね。そんなリアリティも含まれています。
その幸福が、最後の1行で崩されます。
この1行でどんでん返しがあると分かってても、ゾクッとするのがこの小説のスゴいところ。
そして再び読み返すと、いろんな伏線があることにも気付けます。
百田さんの叙述トリックに引っかかりまくります。
これが痛快。
もう一つ、この本は非常に読みやすいと感じました。
この小説集、1編の長さは平均17ページ程度なので、10分あれば1編読めちゃいます。
この手軽さはズルいよなぁ……って思います。笑
読書週間が無い方にも、ぜひ手にとっていただきたい本です。
まずは1編だけ立ち読み、っていうのもアリです。笑
ちなみに僕は【母の記憶】【夜の訪問者】【残りもの】が好きです。
【著書情報】
題名:幸福な生活
著者:百田尚樹
出版:祥伝社文庫
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