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大学生の息子たちに伝えたいこと タスクは早めに粛々と取り組もう編
我が家は、父が地方公務員、母は専業主婦、私と、2歳違いの弟たち(双子)、数匹の犬猫がいる、にぎやかな家族でした。
市場や商店街が満載の下町で、社宅に住み、車ナシ、近所には祖父母、親戚宅があり、大小の公園や河原が日々の遊び場でした。
小学生の時は、毎日、日が暮れるまで外で遊び、夕食を食べ、その後は勉強と読書をして、就寝していました。
ふと、弟たちは、毎日全く勉強していないことに気づきました。
弟たちが浮浪者になられたら自分が困ると思い、彼らに「勉強しないと、いい学校に行けないし、就職もできなくて、将来困るよ」と諭しました。
そうすると、驚くべき答えが返ってきました。
「姉ちゃん、大丈夫、もうすぐ世界は破滅するんやで。俺らは、じいちゃんたちみたいに先のコト考えなくていいねん。だから遊んで暮らすねん」
根拠は、当時広まっていたノストラダムスの大予言「1999年7の月、人類が滅亡する」のようです。
穢れなき眼できっぱりという弟たちを前に、私はこめかみを押さえました。
「予言は予言やで、外れたらどうするの?」
と問えば、
「それは、その時に考えるわ。姉ちゃんこそ、あほみたいに勉強せんと、もっと人生楽しんだ方がええで」
という答え。
思えば、彼らは、夏休みの宿題も1回もまともにしてなかったです。
小学生時代は、8月30日から9月1週目まで、両親と弟たちで分担して宿題をし(私はきちんとしつけない両親にも呆れていました)、中学以降は夏休みの課題は一切提出せず、切り抜けているようでした。
「姉ちゃん、夏休みの宿題なんて、最後にしたらええねん。もしかしたら、夏休み中に学校が火事になって、なくなるかもしれへんで」
これ、聞いた時、彼らが学校に火をつけに行かないか、本気で心配ましたが、そこまでアホではなかったようです。
発想が発想だけに、大人になったら、やくざか犯罪者になるのではと不安でした。
今、実家の墓じまいを姉弟3人で絶賛取組んでいます。
私の方で年内に完了すべきタスクを春頃に洗い出し、3人で平等に分担しました。
今月28日、忘年会を兼ねて実家で報告会をする予定ですが、リマインドで進捗状況を確認すると、2人とも全くタスクに手を付けていないとのこと。
「大丈夫、明日からやるから」
という2人からの返信に、人は変わらない…とため息をつきました。
ちなみに、ノストラダムスの大予言が外れ、何事もなく2000年になった時の2人の阿鼻叫喚ぶりは見ものでした。
やるべきタスクは、さっさと完了させた方が、何より自分がスッキリします。
他力本願でなく、自力本願で、気持ちよく生きていくすべを、まず身に付けましょう♪