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最好映画

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最も好きな映画を書いてみます。
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#1987年

最好映画。004 「恋しくて」1987年 再掲

ジョン・ヒューズの青春映画をリアルタイムで観ていた世代なんです(*゚∀゚*)「ブレックファストクラブ」「フェリスはある朝突然に」とか5本の映画が1986年から1988年に公開されました。アメリカの高校生ってこんなにきらびやかで自由なんだってことを体験できる貴重な時間だったんです。車に乗れる、桁の違う生活。ものすごい金持ちもいれば貧乏でバイトに明け暮れてるけど、金持ちをやっつける力を持っている子がいるとか、ジョン・ヒューズが監督した映画はオシャレでカッコ良い人物たちがいっぱい出

最好映画。219 「ラストエンペラー」1987年。

1988年のアカデミー賞で作品賞・監督賞・撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞を受賞した、摩訶不思議な映画。清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の半生を描いた英語映画です。163分。長いんですが、飽きることはありません。歴史に翻弄された溥儀の人生をたっぷり魅せます。公開された当時は、中国の歴史を英語でなんて!とか高校生っぽい見方をしていたので、その凄さをイマイチ理解できていなかったんです。絢爛ではあったけど、嘘じゃんていう反発があったんだと思います。昨年たま

最好映画。211 「ビバリーヒルズ・コップ2」1987年。

トニー・スコット監督作品大好き!って叫んでもわかってもらえる時代が来た気がします(⌒▽⌒) 特に初期作品のファン。「トップガン」と「デイズ・オブ・サンダー」の間に挟まれた、え、これをなんでトニー・スコットが?という奇跡みたいな映画です。大好きだった「ビバリーヒルズ・コップ」の続編で、あれ以上どうやって笑わせてくれるんだろうとワクワクしながら劇場に行ったら、いきなり宝石強盗のド派手な犯罪シーン。ブリジット・ニールセンがキレキレの衣装で宝石店を後にした瞬間に、デトロイトで開かれる

最好映画。204 「マルサの女」1987年。

数年に一回は観たくなる、エンタメと職業の融合映画。高校生だった私にも十分わかる内容(⌒▽⌒)。税金逃れの話が面白いのかなあという懸念をファーストカットから吹き飛ばす、おっぱいを吸う老人のアップ。本多俊之さんのジャズが鳴り響き、始まるハードボイルド映画笑。スタンダードサイズの画面を隅まで埋め尽くした情報の嵐で、これでもかこれでもかと押し捲られて、映画館を出る頃にはお役人ってカッコいいかも!って思わされちゃったんだからスゴイ映画です。脇役もはっきり覚えられる目配せでたくさんの役者

最好映画。 123 「森の伝説 第一・第四楽章」 1987年

手塚治虫先生の実験映画、続きます。チャイコフスキーの『交響楽第4番』(『ある森の伝説』)から想起されたアニメーション。絵柄を見ていくと非常にわかりやすくて、ディズニー以前のアニメ→ディズニー→劇場アニメ→テレビアニメがいっぺんに見れます。「ある街角の物語」から始まる手塚先生実験アニメの系譜はそこかしこに「ファンタジア」を意識した印象があります。オーケストラとアニメーション、実は純粋に絵を観ることができるのかな、とも思いました。70年風が、意外と好きですw 徳島国際短編映画祭

最好映画。 094 「プレデター」 1987年。

テレビシリーズになりそうでならない微妙な線を辿る長寿命シリーズの第一弾。この作品で最大売れ出した世紀末の巨匠、ジョン・マクティアナン監督の出世作。アーノルド・シュワルツェネッガーがこの頃量産していた戦場モノと一線を画す「さすがに負けんじゃない?」と思わせる宇宙人を相手にしたサバイバル映画。ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバープロダクションの第1期黄金時代の一作。レスキューミッションが実は宇宙人の地球人狩猟場になっていたというオチ。もちろん勝つんですけど、一人また一人と狩ら

最好映画。 091 「ヒドゥン」 1987年。

いきなり隣人が凶暴化した原因は宇宙人の乗っ取りだった。SFの漫画ではどこかで見たことのある設定を微妙なチープさと、それはもうシブい脇役さんたちばかりで固めた役者陣。これをB級と言わずしてなんと言おうかという傑作です。過激なカーチェイスとやたら人を殺しまくる宇宙人の設定が楽しいです。しかも、この悪者、人を乗り換えるんです。最初は平凡なおじいさんかと思いきや、タイトスーツの女性にも。悪ノリもいいところですが、最後まで目が離せません。それを追っかけてきた捜査官がこれまたいい宇宙人に

最好映画。 079 「グッドモーニング, ベトナム」 1987年。

この頃初めて知った、ロビン・ウィリアムスの主演映画。 ノっていた頃のバリー・レヴィンソンが作った、沁みる映画です。 従軍ラジオ番組のDJが主人公。楽しいトークの合間にニュースを読み、偏った報道に反発し、騒動に巻き込まれる。いわゆるコメディとは一線を画し、ドタバタを期待すると泣かされます。戦争シーンがほとんどない珍しいベトナム戦争ものでもあり、長ーーい時間、彼のトークが聞ける珍しい映画でもあります。「レナードの朝」や「パッチアダムス」「フィッシャー・キング」なんかとも違う人間臭

最好映画。 042 「張り込み」 1987年。

張り込み相手と懇ろになっちゃう年配刑事をリチャード・ドレイファス、相棒をエミリオ・エステベス。二人のやりとりが、ルパン三世と次元大介です、まるで笑。同僚警官とのくだらない応酬が最高です。トイレットペーパーとか、双眼鏡とか、マイアミサウンドマシーンとか、一度観たら笑えますよ。同僚警官がフォレスト・ウィティカー。「プラトーン」「ハスラー2」でノッテいた頃で、美味しいオチを持ってゆきます。ジョン・バダム監督って「サタデー・ナイト・フィーバー」「ショート・サーキット」「ブルーサンダー

最好映画。 004 「恋しくて」 1987年。

かなり昔に好きだった映画。 多分今は恥ずかしい気がする… ジョン・ヒューズ系では最好だけど、脚本のみ。 メアリー・スチュワート・マスターソンがスゴく良かった〜 http://www.imdb.com/title/tt0094006