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最好映画。 091 「ヒドゥン」 1987年。
いきなり隣人が凶暴化した原因は宇宙人の乗っ取りだった。SFの漫画ではどこかで見たことのある設定を微妙なチープさと、それはもうシブい脇役さんたちばかりで固めた役者陣。これをB級と言わずしてなんと言おうかという傑作です。過激なカーチェイスとやたら人を殺しまくる宇宙人の設定が楽しいです。しかも、この悪者、人を乗り換えるんです。最初は平凡なおじいさんかと思いきや、タイトスーツの女性にも。悪ノリもいいところですが、最後まで目が離せません。それを追っかけてきた捜査官がこれまたいい宇宙人に乗っ取られた人という、これウルトラセブンにあった設定じゃないかなぁとか思っているともう中盤です。全編感情を出さないカイル・マクラクラン、良いです。「砂の惑星」から「ツインピークス」までの間にある奇跡のような出演作です。監督のジャック・ショルダーは「エルム街の悪夢のパート2」とか若かりし頃のキーファー・サザーランドとルー・ダイヤモンド・フィリップスが暴れるだけの「レネゲイズ」とか本当に微妙なフィルモグラフィで、これ以外を観ようと思えたことがありません。すいません。でも、この映画だけは違います。多分、「張り込み」シリーズや「ラッシュアワー」のジム・カウフが脚本を書いたからだと思います。変わったバディものということなんでしょうね。「メン・イン・ブラック」のユルさが気に入らない人にはオススメです。
SFコーナーでも探すの大変ですが、Blu-ray出ないかな。
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