医者が教えるサウナの教科書
加藤容崇
①サウナなら誰でも自動的に脳と体が整う
サウナはすべての健康法の中で最も効率的に、そして瞬時に脳と体を「ととのえる」=「コンディショニングする」ことができる
⇒マインドフルネスや瞑想は大変だが、サウナなら誰でも自動的に心身をととのえられる
・サウナに入ると心身が最高の状態に整うのは、サウナは人体にとって非日常的な危機的状態だからである。サウナに入ったとき、私たちの体は全ての力を総動員して環境に適応しようとする
・apple comのスティーブ・ジョブズは大学生のころから禅と接し、日本の寺で修行したいと言っていた程、熱心に学んでいた。
→逆に言うと、あの優秀なジョブズですら何年も修行しないと習得できない程、禅は奥が深い・・・習熟度によって効果が異なるうえ、セミナーは高額で、やり方が分からない。なので、効果が感じられないし、続けるのが難しい
・・・サウナなら誰でも自動的に心身を鍛えられる。難しいことは考えず、ただ入るだけ
基礎知識として、
サウナは、サウナ+水風呂+外気浴
この3つが1セット→これを行うことが「サウナに入る」ことであり、本当のメリットを得ることができる
②サウナの具体的なメリット
サウナのメリット
⑴脳疲労が取れて頭がスッキリする
⑵感情的にならなくなる
⑶睡眠の質が向上する
⑷肩こり、腰痛、眼精疲労が和らぐ
⑸自律神経が鍛えられてメンタルが安定する
ボーっと何も考えてない時も、脳のDMN回路は約75%のエネルギーを消費している→脳が自動的に考えてしまう為
・・・DMN消費量を減らすには?
→サウナの危機的状況により、DMN消費量が減る→脳がスッキリする、脳疲労防止、集中モード、集中持続etc メリットが多い
感情的になることは、不用意な言動で周囲との関係性を悪化させることになるので、仕事の効率、幸福度を下げる
仕事をうまく回し、パフォーマンスをを発揮する為に、感情のコントロールも巧みに行う必要がある
→サウナは感情をコントロールする
α波の正常化により、リラックス効果・自律神経のリセット
自律神経が鍛えられてメンタルが安定するサウナに入って、人体を危機的な状況に置くと、人体の生態維持システムである自律神経が刺激され、鍛えられていく。それにより、日常生活においても交感神経、副交感神経の切り替えがスムーズに行えるようになり、体調が改善し、結果としてメンタルが安定しやすくなる
睡眠に関しても、サウナ有の日は「深い睡眠が2倍になる」
平均1.5倍、脳や体の疲労を回復させる深い睡眠が延長する
ネガティブな思考が浮かんだらサウナに入って、強制的に思考を停止させる…これを習慣にすると本当にメンタルが安定する
③医学的に正しいサウナの入り方
【サウナの入り方】
・入っている最中はできるだけ体の高低差を無くす
・心拍数が通常の2倍になったら出る(←これ大事)
【水風呂の入り方】
・水風呂の温度は16°から17°が最適
・入るときは大きく息を吸った後、吐きながら入る
・出る目安は脈が平常時に戻ったら出る
【外気浴の入り方】
・まず水風呂から出たら手早くタオルで体を拭く
・姿勢は横になるのがベストだが、椅子に座るのでもOK
・時間は5分~10分
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