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なぜPRONI(プロニ)は中小企業の支援にこだわるのか?いま明かされる創業者の想いとは。
こんにちは、PRONI株式会社 ブランドマーケティング室の中山です。
今年、10周年を迎えたBtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」。事業のはじまりは、創業者・栗山規夫(くりやま のりお)が持つ「中小企業を支援したい」という強い想いでした。
今回は、PRONIが成し遂げたいこと、事業への情熱、そして「PRONIアイミツ」というサービスがなぜ生まれ、どこを目指しているのかを創業者である栗山へのインタビュー形式でご紹介します。
中小企業支援への情熱。原体験が育んだ使命感
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(中山)今日はよろしくお願いします。そもそもの部分をお聞きしたいのですが、なぜ中小企業の支援に着目したんですか?
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(栗山)「中小企業支援」との最初の出会いは大学時代のゼミでした。提示されたいくつかの社会課題の中でも、一番大変そうなテーマとして選んだのを覚えています。
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意外な理由ですね。もっと壮大な出会いやストーリーがあるのかと思いました。しかしそのテーマに20年以上かけて向き合っているからには、強い想いや原体験があるのではないでしょうか?
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あるとき九州に旅行して、お土産として売られていた明太子を手にし、驚いたことを覚えています。その地域で名物の明太子ですが、実は私の故郷である北海道産だったんですね。これって、やり方によっては北海道名物にできる可能性もあったはずなんですよ。
つまり見せ方(つまりマーケティング)が弱いと、どれだけ良い材料をもっていても負けてしまうのではないか。地方経済の縮図はそのまま日本経済にも当てはまって、どんなに素晴らしい素材があっても、作り方、売り方のノウハウがなければ、消えてしまうのでは無いか・・・と、地元の中小企業の顔を浮かべながら危機感を感じました。原体験として思い出すのは、これですね
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そこから創業までにはまだ時間がありますよね。他にはどんな体験があったのでしょうか?
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大学卒業後、1社目の商社をすぐに辞め、2社目に選んだDeNA社でEC事業(eコマース。インターネットを通じた通販)の責任者となり、執行役員を務めました。そのEC事業では様々な中小企業と出会い、それぞれの特徴をアピールして、インターネットやモバイルで販売することに成功しました。まだネット黎明期ではありましたが、どれだけ地方でも、人数が少なくても、インターネットを通じて商品価値を届けることができれば十分に売ることができる!という強烈な体験でした
このとき、『インターネットはすごい。インターネットを使って中小企業を支援しよう!』という想いが固まったんです。その後独立を果たし、創業したのが株式会社ユニラボ(現、PRONI株式会社)になります
「そのほうがお客さんのためになるから」で選択された現在のサービス形態
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中小企業の支え方には無数に選択肢がある中で、PRONIアイミツの事業(BtoB受発注プラットフォーム)を選んだのはなぜでしょうか?
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社会課題である、中小企業の成長を成し遂げたいという自分のゴールがあったとき、その第1歩として最適だったのが、発注者と受注者をつなぐ、BtoB受発注プラットフォームである「PRONIアイミツ(注:当時は「アイミツ」)」でした。
その裏側には、これまで中小企業と共に歩んできた実感や、自身が独立してからも感じたビジネスパートナー選びの難しさ、という現実もありました。発注者と受注者の間には大きな情報格差があって、お互いのニーズや得意分野がうまく合致しないことで、不幸な受発注になってしまうケースは多々あります。そうなるとお互いの良さが活かせませんし、ビジネスも前進せずもったいないなと思ったんです
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サービスは最初からうまくいったのでしょうか?
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実はそうでもないんですよ。最初はBtoB受発注のための比較サイト形態をとっていましたが、それだとマッチングはしてもうまく成約までいかないことがわかりました。そこで発注者に対する電話相談窓口を設置して、直接要望を聞き取るようにしたんです。実はこれが現在の『コンシェルジュ』のはじまりですね。
発注側はコンシェルジュに対して自身の要望を伝えると、少しした後に、それに応じたマッチする企業を紹介してもらえる。受注側にとっても、ミスマッチが減ることで業務効率が上がります。発注側、受注側ともに時間も労力も節約できるこの方法が受け入れられて、今の『PRONIアイミツ』の原型となりました
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「そのほうがお客さん(中小企業)のためになるからそうした」ってことですね
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そうですね。ありがたいことに、コンシェルジュをするようになってから直接感謝の声をいただくようになりました。中小企業が支援できているな、という実感ができているのはとても嬉しかったです。サービスが10年を超えて現在まで続いているのは、やはりコンシェルジュサービスが圧倒的に受け入れられているからですよね。人手をかけるのは大変ですが、人手をかけているからこその圧倒的な利便性と納得感があるのかな、と思っています
「マッチングサービス」を超えて「ビジネスプラットフォーム」でありたい、その理由とは?
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「第1歩として最適だった」ということは、まだ構想としては入り口なのでしょうか?
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PRONIアイミツについては「ビジネスプラットフォーム」と呼ばれたいと、常々思っています。ここでいうビジネスプラットフォームとは、企業同士が商品やサービスについてのやりとりをよりスムーズに実行するための「場所」や「仕組み」のことを指しています。
プラットフォームにおいて、マッチングはあくまで支援の一つの形でしか無く、将来的にはもっと様々な形で中小企業の支援を実現したいと思っています。成し遂げたいのはビジネスマッチングサービスの大成功ではなくて、あくまで中小企業の挑戦の支援であり、その延長線上にある日本経済の再成長です!この言葉はパーパス(企業の社会的意義)として新たに制定し、コーポレートサイトにも掲載させてもらいました。これからもPRONIは社会課題への挑戦を続けていきます!
(あとがき)
PRONIとしてはまだ10年目でありつつ、栗山個人としては20年以上向き合ってきた、中小企業の支援。その情熱を、PRONIアイミツの利用を通じて少しでも実感していただけるものがあれば、ありがたいなと思います。
みなさまのPRONIアイミツを利用してみての体験談やご意見ご感想をぜひ教えてください。担当コンシェルジュ経由でも、PRONI社のお問い合わせ経由、SNSからでもかまいません。お待ちしております!