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いくつになっても

この親子のことを思うと胸がキュッと締め付けられる
いくつになっても親は親
生きていて欲しい

それなのに早すぎるよ
可愛い子を残して
逝ってしまうなんて

私だっていつまでも母に甘えていたかった
「お前は幾つだよ」
と自分ツッコミしてみるとウフフって笑ってしまう

あの幼い少年には少年の苦悩がある
分かっているのに心の中に溜め込んで
小さな少年の張り裂けそうな思いを感じられる


わたしのスマホの待ち受けは息子が撮った赤毛の母
先日も友達になったばかりの人から「お母さんが大好きなのね」とスマホの待ち受けを見て言われる
そうだよね、母を待ち受けにしている人なんてそうそういない

母のことを聞かれるといつもいつも泣いていた
それは自然に涙が出る
大粒の涙を流し泣いていた
聞いた人は何気なく
でも後からあまりにも涙を流し続ける私に「ごめんね」と謝られる
そんな優しい人もいる

それでもいつかはサヨナラをしないと
分かっている

いつか必ず別れはくる
今はまだ生きてる人を羨ましく思うけど
そんなの別れは必ずやって来る
それは経験しないと分からない

何年経ったからとかではなくて
心の中に抱えるものはおんなじだ
出すか出さぬかの違いだろう

親がいなくなることは孤独感に苛まれる


けれども私は孤独が好きである
「自由だがね」と言ってくれる人がいた

いつもいつも寄り添っていた母がいなくなることはさみしいが多くの人が寄り添ってくれることも分かって来た

これも経験して分かったこと

あの少年にもいつか分かる時が来るだろうか

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ノリかな
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