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今しか書けない

今日もお茶のお稽古に行きました
朝からそわそわしながら
家を出ます

お師匠さんにはとてもお世話になっております
もう明日は大晦日

今日はなつめにお抹茶を入れてみます
何回も何回も繰り返します

皆さん、お師匠さんにご挨拶にみえました

私はお茶にあけくれています
こんなに出来ないのにしがみつくのもどうなのでしょうか

緊張とゆるぎを感じています
不思議なくらいに焦がれていて

日常からかけ離れ
別世界に行くからでしょうか

やっぱり何にも出来なくて
まだまだ右手でお茶を上手く立てられません

家では少しずつ意識して
出来るだけ右手を使い
お米を磨ぐ、箸を使うようにしています

ちょっとずつですが
右手首が動くようになって来ました

お師匠さんに言われました
「かなちゃんは書くことが出来るから、今の状態から書いておいたらいいのにな、もう今に戻ることは出来ないのだから…私もそうあの時のぴよぴよ吹いていたお笛には戻れないから」

このお師匠さんは篠笛をお名取りさんまで極めています

いつか私にも「あんなにヘタすぎる日があったのだ」と笑える日が来るのでしょうか
だからこそ今この時旬に書かないと
忘れてしまう

本来の私は何にでも面白がる奴だったのであるそうで
お師匠さんと知り合った時にも
泣きながら可笑しなことを言っていたらしいのです

母を彼の世に還したばかりのはずなのに

親さまはお茶で高山たかやまに道をつけに行くと言われています
これから世の中を変えるのですと

私もその末席に座らせて頂きながら
どう変わるのかを見させてもらえるのでしょうか

母はお茶におの字も言いませんでした
ただ飾り棚の見えるところに帛紗ばさみが置いてあるだけ

私はお茶に興味も示さないで
ただそれを眺めているだけでした
伯母からは「自分も妹も娘時代にお茶を習っていた」と教えられましたが

不器用者でガサツな私
お茶なんてどの口が言うのでしょうか

もうガサツな自分と訣別したいです
変わるなら今しかないのか

それを書いて行きたいと思っています

これを今年の抱負にさせていただきたいと思います

どうぞ宜しくお願いします

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ノリかな
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