生きてるの

なぜ生きているのかを考える

生きないといけないの
どうしても
むなしくなるし
つらくなる

過去に囲まれて生きている
ふと感じる

私の今は過去の中

うしろ向き

前を向こうとも思えないし
感じられない

思い出すのは過去ばかり
未来なんか見えてこない

窓越しに見える青い空と動いてゆく白い雲
そして風に揺れる緑たわわの大きな木

病で死にかけた
あの頃と同じように
何も考えられずにボケっとしてる

あの時は母がいて父もいた
支えてくれる人がいた
今はひとりきり

あの頃はまだ死ねないと思っていた
このままでは死にきれない
私の人生はこれから

今はもう、その気力もなく
生きることに飽き飽きしてる

どうせ今死んだとしても
私の人生に悔いはない
もう十分

早く実相の世界に還りたい
私の役目は果たしたよね

母を見送り
何にも残っていない
絞りカスばかり
この世に存在する意味も分からない
苦しみだけを抱えている

よろこびは感じない

もう立ち上がる力も残っていない
まだ落ち込みが足りないというのか

どこまで落ちればいいのだろう
生きてる意味が分からない

ずっとずっとこんな気持ちを抱えている

どこまでもどこまでも堕ちてゆく
ただ身をゆだねるだけ

生きるのは死ぬより辛いことなのか

お読み頂きありがとうございます