流されて
楽しいひとときはすぐに去ってゆく
またいつもの自分に戻っている
どうしたら変われることができるのか
無理をしないで行こうとしても
いつもどこかで意地を張る
本当は大丈夫ではないはずなのに
自分を誤魔化し逃げているのか
私のことを心配してくれる人たちがいるのに
ずっと心を閉ざして生きている
母がいなくなってからはもっともっと意固地になる
みんなが遠慮がちに見守ってくれている
そのやさしい気持ちに気づいた時から少しずつ変わり始めている
太陽の温もりに触れたように
ただ雨の日も曇りの日もある
いつも太陽の温もりを感じることは出来ない
生きることは修行だといつもどこかで感じている
私の目の前に現れるものごとは全てがお試しなのだと分かっていても
受け入れることを拒絶する
それを乗り越えたなら
神さまはご褒美を用意してくれているはずなのに
ただそのご褒美というやつはまた人間にとってはもっと試練になるらしい
本当はそれがこの世に降りて来た意味
苦しくてもかなしくてもつらくても
節から芽が出る
くるしみはいつか喜びに変わる
神さまは前の前を見越してわたし達の成長を望まれる
少しずつ少しずつ分かりかけてはくるものの
人間は短気でわがままだから
ついてゆけずに脱落する
それでも神様は見守ってくれている
本当の私の望みはもうこの世には降りて来たくないことだから、これでも、これでもか…といろいろな試練を詰め込まれるのか
いつまでも母は一緒にいてくれるはずはない、いつかいなくなる
当たり前のことなのに分からなかった
頭では分かっていても
心は納得してくれない
見えなくなったけれど母は見守ってくれているはず
写真を見つめると涙が出る
母がいなくなってから三回目の季節が巡ってくる
そしてわたしも「ばあば」になる
「ばあば」と言う呼ばせ方だけは勘弁してもらおう
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