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希死念慮

人間は

いつか必ずあの世に還らなければならないのに

今のわたしは一日でもはやくあの世に還りたい

そう感じて生きている

生きていることが辛すぎる、かなしすぎる

願わくば彼方の世界から人を助けたい
こんなのは、傲慢で何の役にも立たないだろう

人間として生きていても仕方がない
わたしの役目はなんだろう

もう役目は果たしたと
そう思う、そう考える

今はもう惰性だけで
つらくて、つらくて

やっぱり何にも出来なくなる
母のいない生活はケジメのない
だらけたもの

やらなければならないことは山積みなのに
本当に何にも出来ない

あゝ、どうしよう
怠け者、なまけもの
そうやって一日が過ぎていく

何かから逃げ出したいのか
立ち向かうこともしないで

何に立ち向かえというのだろう

生きがいなんか何にもないのに

日々の生活も楽しくない
ずっとずっと今がどん底
そうやって泥沼にハマってゆく

もうどうしたらいいのだろう

まずは物を捨てること
それさえも出なくて
母のものの中で暮らしている
これって思い出にしがみついているだけなのか

希望も生きがいも見つからない

何からすればいいのだろう
何にも出きない
気力がない

本当は生きていたくない
でも死ねない

早く楽になりたいのに

わたしは恵まれている
毎日、毎日生かされて
恵まれているはずなのに

幸せと心は感じてくれない

生きるのがこんなに
こんなにかなしいとは初めて知る

これも経験というものなのか
朝、目覚めると泣きたくなる

いつかいつか泥沼に花を咲かす
蓮のように
なれるだろうか

希死念慮

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