課題文型小論文 路上の障害物で説明
路上の障害物は車です。車、というのが学部・学科での学びの分野やその内容。
どんな車だとあなたは認識していますかをまず問われる。この問いに対して、〇〇の車です、と自分の認識、つまり枠組みを提示する。問いに正対するってやつ。ちゃんと真っ正面から向き合ってます!ってことキリッと示す。車って言えば最近SUVばっかで私の乗りたい車がないのよね〜、と感想を入れるのは、エッセイや小説ならアリえるが、小論文はナシ!路上の障害物と言えば〜、あんなのもこんなのもあってホント危ないですよね、困ります、なんとかならないですかね、も要らないよ。落語のマクラじゃ無いから。そもそもそれにどう対処するのかが問われてるし。〇〇の車です、ホント2行でいいから、文なら2つ、3行だね。
車によって、よけ方違うよね。路肩にかなり乗り上げてる軽自動車と、車線をンmも塞いでるトレーラーだったらどう?対処変えるよね!そして、よけるあなたが何なのかによっても変わる。自転車なのに車線中央まで出てきたら、そっちの方が危ないって!これは自己理解ね。
どんな車か、そしてその状況の把握が、あなたの課題意識。ものの見方・考え方や視点が示される。車の種類による得点差もないわけじゃないと思うけど、所詮車ってことは共通。安全によけられるか、がキモ。じつは宇宙船なんだーってぶち込んでもいいっちゃいいけど、かなりの力技が必要。ま、思いついちゃったらチャレンジの価値あり。その時はなぜ宇宙船なのかの説明は欲しいよ。
さて、では、車のよけ方。車のよけ方が、論理性の発揮しどころ。こうよけます、が主張。主張に説得力を持たせるのに、なぜそのよけ方をするのかの説明が必要。それが根拠と理由。やっぱこのやり方しか無いっすよ!じゃ論理のカケラも無し。車・道路・通行量・周囲の環境・そしてよけるあなたの実態といった客観的な要素を根拠として上げ、それらの根拠にどう対処すべきと考えたのかの理由も述べる。根拠、理由・主張の3点セットね。
この理由、大事❗️
主張が無いのは小論文として論外だけど、根拠ばっか書き連ねて主張って、読み手に負荷をかける。あなたが消える。こんだけ根拠上げたんだから、わかってくれるでしょって、根拠と主張をつなげる仕事を読み手にやらせちゃダメ❗️根拠をどう捉えたのか、という理由にあなたがが現れる。
路肩に乗り上げた軽自動車だけれど、公園があることから子どもの飛び出しの危険が大きいと判断した。そこでこちらは原動機付き自転車ではあるが、車線変更・減速もして人身事故回避に留意することが重要だと考えるってね。
あなた自身がどう判断したかの解釈を述べる、それが理由。理由に、分析力・認識力・価値観が出るー。
ここで効いてくるのか自己理解
自分のこと、どれだけわかってるかが、主張の説得力につながるんだよ。読む人はあなたのこと知らないからね。書き手の情報・立ち位置が示されることも枠組みを持って答案に向き合えるから、理解されやすい。ってことは伝わりやすい。
自己理解って大事。自分が自転車か路線バスかでよけ方変わるし、適切なよけ方も違う。自分がホントに反映される。分かち難く結びついている。
これこそ
小論文の面白いところなんだよねー‼️
あ、結論のトコ。再度主張して終わり、もいいんだけど。このよけ方はこういう条件下ではこういうケースにも応用できます、とか、このような場合はこの点での対処が課題ですってことも書けるといいね!
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