消滅可能性都市の古民家をハイブリッドな配信スタジオに変える | Whimsical Discovery #114
@norinity1103です。ゲストハウス黒崎BASEも今年で5周年ですが、これまでクリエイターズ合宿や開発キャンプなどの取り組みを通して全国のものづくりに携わるビジネスパーソンに心地よいワーク環境を提供してまいりました。
今回はご縁があって「UX MILK ALL Night」などいくつかの大型配信イベントの運営会場としての経験をさせていただき、今回も学生のアイディアや地域コミュニティの新しい取り組みを支援するまちづくりイベント「かがやき塾」を行うことができました。多拠点配信です。
消滅可能性都市とは
かなり厳かな命名ですが、その名の通り消滅可能性都市とは初版の社会現象で人口流出が止まらず、近々に消滅してしまう都市を指します。
黒崎BASEの位置する加賀市も例を違わず、立派な日本家屋に後継者が見つからず次々と取り壊しになっています。コロナのご時世で大変な中、今回のようなオンラインで概念的に多くのゲストを集めることができたのは大変喜ばしく思います。
同期と非同期をつなぐ工夫
当日は検温や除菌対策を十分におこない、蜜の状態を避けながらの実施でした。通信インフラの担保、配信機材の工夫で十分に可能だということがわかりました。「UX MILK ALL Night」では2000名近いデザイナーやエンジニアがゲストオンラインで視聴をおこないましたが、今回は非エンジニアの学生や年齢層の広い一般の参加者でも同様なことができたので今後も機会を増やしていきたいと思います。
これによって学習イベントや、発信の機会が地域の情報格差や物理的な距離に関係なくなるということにもなります。コミュニティの設計次第では新しい可能性の芽をしっかりと育てることができるでしょう。
多様な人が集まる仕組みをつくる
様々なコミュニティが交わり、持続的な仕組みを作らなければ人は流出し、相互の学びやメリットがなければ緩やかに分解していきます。
そこに訪れば誰かに会える、なにかが作れる、なにか気づきが得られるなどの動機づけがなければ人は行動を起こしません。最近、僕自身がその中で大事だと思うのは取り組みのアウトプットをしっかりと非同期の時間軸で参加するコミュニティのファンやゲストにも共有し、それらをアーカイブして振り返る習慣を続けることだと感じています。
インタラクティブな交流空間を再構築する
一方向的な発表会や情報発信ではなく、その場(時間軸)に訪れたメンバーで行なわれる交流や議論はやはり重要で、チェックインや振り返りがあるかないかで当然その場で訪れた参加者の満足度に大きく影響します。
コミュニティの設計者やファシリテーターはその点をどの様に世界観を訴求しフォローアップしていくかが組織や学びの場のデザインと言えるのではないでしょうか。
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