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コウイカを捌いたらすごいものがでてきた

このシリーズでおなじみ、橋立港のやまは水産で特大のやつを仕入れてきました。iPad Proより大きいサイズで、一杯 / ¥1,200です。地元の魚屋さんはその日によって価格と品揃えが違うので毎回ワクワクしますね。

今回はこいつを持て余すことなく捌いてやります。

コウイカの名前の由来

コウは「甲」を意味し、文字通り硬い甲羅を持つイカです。いかに骨なんてあるの?みたいな疑問はふと浮かびますが、古来の進化の過程で残った甲羅部分が健在です。一口に日本語ではイカと総称されますが英語ではスルメイカやケンサキイカなどのように甲羅が薄っぺらな軟骨状になっているの種類を”squid”と呼び、硬い甲羅を持つイカを”cuttlefish”と呼びます。

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墨イカとも呼ばれる

コウイカの学名の属名”Sepia”はイカ墨を表し、かつてはイカ墨がインクとして使われて色合いをセピア色と呼んだ、イタリアなど南ヨーロッパ辺りではコウイカそのものの名称が名残として残っています。それはもう大量の墨を吐くもんですからここぞとばかりに活用しようと思ったら大惨事になりました。墨袋を傷つけないように次回はリベンジします。

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捌き方を学ぶ

今回はこちらの動画を参考にさせてもらいました。それはもうヌルヌルなのでパーツをしっかりバラさないと、まな板の上でダンスホール並に踊りまくります。今回は刺し身にしようと思うので口当たりを良くするためにしっかり皮をはぎます。目や口部分はニワトリの餌に。

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実食:ゲソポン酢〜とれたてネギをのせて〜

足の部分を塩ゆで茹でしてゆずポン酢につけました。単に茹でただけなのですが素材自体の甘みがすごいので、酸味の強いポン酢でネギを添えていただきます、日本酒がすすむくん。

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実食:イカ刺し祭り〜大葉を添えて〜

もう少し細長くスライスすればよかった!採れたては弾力がすごいコリッとしてます。これくらいのサイズで切る場合はイカリングのように揚げ物にしてもいいかもしれません。次回はイカそうめんにしてみます。今回は振り返りが多い。

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伝説のカトルボーンを手に入れた

念願のイカの骨です。「コウイカだから当たり前だろ」という知見のある方は驚かないかもしれませんが、私はそもそもイカに骨があるという前提知識がなく生きてきたので、たまに海に落ちているこいつを間近に抽出できてテンションが上りました。調べれば調べるほど興味深いもので用途も多彩なので次回はこれを活用してみようと思います。

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まとめ

結局、今回の『気まぐれディスカバリー』も料理ネタになってしまいましたが、やはり見知らぬものを捌いて研究するのは童心がくすぐられますね。

次回はこのカトルボーンを使った秘薬やアイテムを調合してみようと思います。墨袋破いたリベンジや別の調理法もチャレンジしてみたいのでコウイカさんにはまた登場してもらいましょう。

次回もお楽しみに。@norinity1103 でした。




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Noriaki Kawanishi
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