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北陸の名物ノドグロを捌く
誰が呼んだか金沢名物ノドグロ、北陸3県を中心に日本海側の特産物として有名ですが。僕の小さい頃は全く知名度がなかった魚です。
誰もが知るテニスプレイヤーの錦織選手の発言をキッカケにブームに日がついたとも聞きますが実際のところ地物の高級魚を販促する流れは当時のメディアに散見されましたね。御託はいいからうまいものはうまい!それでいいですね。
喉どころか腹まで黒い
正式名称はアカムツ(Doederleinia berycoides)スズキ目ホタルジャコ科に属すの種は、代表的な呼び名として口の中から腹膜まで真っ黒なことでノドグロと呼ばれていいます。
白身魚でありながら脂がのって、くせがないおいしさ。刺身や塩焼き、干物でも超高級品として扱われます。
白身の王様
「白身のトロ」などと称されることもあり、都心部を中心に人気が高い魚で大型のものは1万円で取引されます。2013年以降は養殖方法も開発され解散資源の供給として経済的にも期待が高いそうです。地元では美味しいは美味しいものの他にも美味しい魚はたくさんあるので観光客と地元民ではかなり温度差がありそうですね。贅沢品だからこそ今回は自分で仕入れて捌きます。これくらいのサイズじゃないと刺し身にできないので寿司にすると必然的に高くなるのは納得ですね。
自分で仕入れると驚きのコスパ
仕入れもけして安くない値段ですが、概ね¥4,000~¥6,000でなかなか大きなサイズが入ります。寿司屋で一皿¥800以上することを考えれば頭から身まで大量に食べられるので背徳的なまでに贅沢を楽しめます。新鮮であれば肝や卵まで塩焼いたり煮付けたり素材を活かしながらいか用にもできます。
実食:のど黒のアラ塩焼き
派手に失敗しました、油断大敵です。飾り塩をつければヒレが焦げることがないので、盛り付けで映えさせるのであればヒレにも塩を刷り込みましょう。身はアラでも上質な脂で旨みが際立ちます。レモン汁でいただきます。
実食:のど黒の炙り焼き〜能登塩とレモンを添えて〜
北陸の定番ですが、某ドラマ(まれ)で有名になった能登塩を軽くまぶしてレモンやスダチでいただくと皮部分からあふれる上質な脂をさっぱりとした口溶けで堪能できます。僕もこれほどの量のノドグロをはじめて食べるのでちょっとした罪悪感を感じましたが、値段的なことで言うと回る寿司屋1名分に満たないコストでここまで贅沢できるのは非常に目からウロコでした。
まとめ
今回は、前回の甘海老の時にいただいたリクエストに答えて北陸名産を扱ってみました。少々奮発したといいつつも都内の外食にでかけていたときに比べて驚きのコスパなので、やはり何事も自分で見つけて自分で手掛けることに勝るものはないなと感じた次第です。一方で魚系の料理はやればやるほど職人の技の凄さを感じるので、時期が来たら目の前で職人さんの技が光る割烹や料亭に積極的に足を運びたいと思いました。
次回もお楽しみに!@norinity1103 でした。
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