隠れたスーパーフード、ナツメを収穫する | Whimsical Discovery #120
庭先でナツメが大量に実りました。昔、祖父が植えたものが勝手に増えてしまっただけで、子供の頃は食べてみてボソボソのリンゴのような味でまずいと舐めていましたが、乾燥させると「タイソウ」と呼ばれる漢方薬や生薬になったりホワイトリカーにつけると果実酒にできたりとスーパーフード感が溢れてます。
この樹木は枯れ枝についた棘が鋭く、最近もクロックスごと僕の足の裏を貫きました。今回は腹いせに美味しく食してやろうと思います。
「ナツメヤシ」と「ナツメ」は違う
名前の由来的には、夏に芽が出るからナツメだそうです。最近、美容健康食品でよく聞くデーツと呼ばれるものは見た目が似ていますがナツメヤシのことを指すそうで、色や形、英語名もそっくりであるため混同されがちですが、ナツメヤシはヤシ科、ナツメはクロウメモドキ科と、全く違う植物です。
どっちもスーパーフード
ナツメヤシは甘みが強く、食感はプルーンに似ています。食物繊維豊富で、鉄分やマグネシウム、カリウムといったミネラル分を含み、別名「アラブの美容食」とも呼ばれます。
一方で「ナツメ(棗)」です。これをそのまま食べると淡白な味ですが、サクサクのチップスにしたり、熟して乾燥させると甘みを増したり、調理師しだいで「ナツメチップス」などのというおやつもにもできます。
薬膳料理や生薬として
中国では古くから「ナツメを1日3粒食べると老けない」とされるほか、大棗は女性の健康に優しい生薬として古来重宝されているようです。
料理では膳鍋、サムゲタンなどに使用、ウチではウコッケイの卵が取れるのでお鍋や卵スープにしても良さそうですし、乾燥アワビなどを追加投入してしまえばちょっとした「不老長寿の秘薬」ゴッコなどできますね。
ナツメには、疲労回復、イライラ解消、眠りの質を上げる、血を補うなどの作用があります。食物繊維やカリウム、葉酸、鉄分など、現代女性に必要とされる栄養素を豊富に含んでいますのでそんな言い伝えが生まれてもおかしくないくらいのスーパーフードかもしれません。
これを期に天然のナツメを収穫して色々作ってみます。大量に取れましたので一旦ドライフルーツなどからチャレンジですね。
調理の様子は後日、以下のマガジン内で記事にしようと思います。それではまた。
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