マイワシのパリパリ揚げ
今回は良い感じのマイワシが安かったので、今までのキワモノにうってかわって家庭的なフライを作ってみようと思います。
小イワシもたくさん在ったのですがそれは別の機会に。良い機会なので初の「手開き」にチャレンジしようと思います。
イワシは出世魚
マイワシ(Sardinops melanostictus)はニシン目・ニシン科の海水魚。日本の代表的な水産資源です。青魚・大衆魚として馴染み深いですが、実際は食用より飼料や肥料など二次加工品などへの利用が多いようですね。
ナナツボシ、シラス、ヒラゴ、コバ、オオバなど地域によってさまざまな呼び名がある出世魚で、魚屋や市場でも姿は一緒でも名前が違うことが多いです。天敵に襲われた場合は密集隊形を作り、一斉に同調して泳いで敵の攻撃をかわす姿はキラキラしててキレイですし、今どきの水族館はその習性を使ったエンターテインメントを企画したりしています。
栄養価と汎用性の高さ
栄養面ではドコサヘキサエン酸などの不飽和脂肪酸、ビタミンDを多く含むので他食材との組合せでかなりバランスが取れたフードなのではと考えられます。身は柔らかくて小骨が多いですが、手で捌いたり、大きさに応じてかなりバリエーションのある調理方法があります。
水揚げされた後の足の早くさを除けばかなり優秀な食材ですね。残飯のように見えるこの頭ですらいろいろと使いみちが見出せます。
捌き方を学ぶ
今回も解説動画を作りました。かなり不器用ですが手開きからフライにするまでの様子をお届けします。
塩水にひたして保存
最近は即日、即捌きでしたが今回は一日寝かせる我慢を覚えました。手開きした身と骨を塩水に浸し、水分を抜きつつ寝かせました。塩味がしみてフライにした時のパリッと感が増します。干物を作る工程に煮ていますが近々それも挑戦してみたいところ。
実食: マイワシのパリパリ揚げ
かなり不格好になりましたが上手に揚がりました、骨までパリパリです。今回はオリーブ油を使ってみましたが少々味が重たくなってしまったので普通にサラダ油で良さそうですね。作りすぎて食べれなかった分はほぐして後日パンに挟んでも良いかもしれません。
まとめ
最近は珍しい魚ばかりに目がいってましたが大衆的だと少々馬鹿にしていたイワシがこんなに奥深いものだとはわかりませんでした。調理方法にかなりバリエーションが持たせられそうなので旬なうちにいろいろ経験しておきたいところです。
次回もお楽しみに。@norinity1103 でした。