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はみだしステーキ ヒマラヤ系【4度目のソロキャンプ⑤】

今回のソロキャンプのテーマはパンを食べることだが、裏テーマは焚き火、そして、肉を炭と網で焼くことだった。

朴葉みそを炭でワイルドに焼き、その残りのお肉を焼き肉にして食べ、ご満悦の夜。
そして、翌日のお昼ごはんは、炭焼サーロインステーキ。
何、その偏り具合?
ええそうです、私がお肉の国の王妃です、おほほほほ。
ごはんがなければお肉を食べればいいじゃない。
パンはあるのね、じゃあパンとステーキでいいじゃないの。
なんて、一人マリーアントワネットごっこはさておき、さっさとステーキ肉を焼くことにする。

下味に塩こしょうだが、こしょうはこだわりのカンボジア、シェムリアップで買ったロックラック。ピリリと効くのが、さすが世界一こしょうの美味しい国カンボジア産。
そして、塩は、普段使っているものではなく、キャンプやBBQ、旅の時だけ持ってくるこちら。

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その名も「tabi-shio」ポータブルミネラル、旅の塩。
これを売り場で見ると、字が小さすぎるのと、種類が多すぎるのとで、選ぶのにめちゃくちゃ時間がかかるのである。
牛肉用、豚肉用、鶏肉用、卵用、魚用…などなど。
世界各地でとれる塩がずらりと並んでいる。
いつも迷うが、結局、愛着と親近感により、自分が訪れた土地のものを選びがち。なので、「ヒマラヤ山麓の岩塩」か「砂漠の国の塩」のどちらかを持ち歩いている。ちなみに、ヒマラヤ山麓の岩塩はエビ、カニなどの甲殻類におすすめらしい。肉用が良かったが、塩の違いなどそれほど分かる女ではないので、何でもいいのよね結局。
小さくてシャーペンの芯入れくらいの大きさだから持ち歩きが便利です。

それからメスティンで、昨日朴葉みそで使うのをすっかり忘れてクーラーボックスの底に眠っていた玉ねぎを炒め、バゲットを軽く焼いて、ステーキの表裏を焼き、アルミホイルで包んでしばらく眠らせて中まで火を通し、よっしゃ!と思うタイミングでホイルから皿へ移した。

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すると、ステーキが大きすぎてはみだしてしまった。
あーあ。
まあいいや。
いつものテーブルの上にポン子さんからもらったおしゃれふきんを敷いて(いつもちょっとずれている)、ゲバラ・スタンレーコラボのマグにお茶を入れて準備完了。
なんだか、このお気に入りギアが並ぶ景色、なじんできて落ち着く。
焼き肉のたれの残りをぶっかけ、ヒマラヤの塩を少しつけて食べる。
バゲットにもつけたり乗せたりして食べる。
いいです、非常に。
バゲットが活きています。
本音を言うとステーキは白ごはんに合わせたい人間だが、たまにはバゲットでいい。洋食レストランぽくて良い、サラダはなくてもいい、今日はスープもなくていい。
キャンプはもう、全部、こういうメニューでいいのです私、万歳。

炭の火がもったいないから、何か焼こうかな…。
いや、ただただぼーっとしよう。
火を消して、とても天気が良くて、風が心地よかった(正確に言うと強風)ので、
テントを両側のファスナーを開けて、風を感じながら読書。
と見せかけての即、昼寝。
どこまでも眠れる女。
周囲の数組のキャンパーが、誰もいなくなっていたし、前は川、左と後ろは山だから、解放感と開放感のパラダイスだった。

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追記:今日のタイトルは、昔のドラマ「はみ出し刑事情熱系」をもじってます。いちいち追記して、なんとも無粋なことをしちゃっていますが、知らない若者も多かろうと思ったのと、はみ出し刑事情熱系が好きなんですねとコメントされたら恥ずかしいので丁寧に書いておきます。好きなのは「はぐれ刑事純情派」の方です。


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