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インド、アムリトサルの黄金の思い出
とあるインド好きカレー好きnoterのお方が「聖者たちの食卓」についてnoteで触れておられたので、私の過去の旅の写真をほじくり出して発掘された写真をこちらのnoteに貼ることにした。
まだブログもnoteもやっていなかった2014年の思い出を。
まず、アムリトサルと言えばゴールデンテンプル、黄金寺院へ。
確か北部のダラムサラから南下してアムリトサルに入ったのだが、町に入った途端にターバンの男たち。
インド人ってイラストになるとターバン巻きがちなのだが、ターバンを巻いている人はシィク教の人で、実はインドに1.7%しかいない。しかし、アムリトサルに入るといきなり大集合するターバンインド人。アムリトサルのあるパンジャブ州になると実に58%がシィク教なのである。
アムリトサルには、シィク教の大本山、黄金寺院(Harmandir Sahib)がある。
おそらくアムリトサルに行く旅人が全員立ち寄るだろう聖地である。
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頭を布で巻いて隠さないと
入れない神聖な寺なのであります。
ゴールデンテンプルで有名なのが、映画「聖者たちの食卓」にも取り上げられた無料で振る舞われる食事ランガル。
カースト制の否定として、みんなで並んで食事することで有名である。確か無料で寝泊まりできる簡易宿泊所もあった気がするが。
私たちは厚かましくもランガルをいただくことにした。
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手で食べていたため写真には撮らず。
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ダラムサラ方面から夜行列車で移動してきて、かなりお腹を空かせていたから、この振る舞いごはんがとても助かったし、美味しかった思い出。
映画「聖者たちの食卓」はAmazon primeで見られます。
さて、次は、適当に寺院の前で、乗り合いの車に乗り込んで、もう一つの聖地へ向かう。
シィク教のファミリーと同乗。
帰りもこのメンバーで帰るので、お見知り置きになっておく。
寺院前で「ワガボーダー?!」って言いまくってると、あれよあれよという間に、乗り合いの車に乗れます。
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オーディエンス少なめ。
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フジロックやサマソニで、
ヘッドライナーのアーティストが出てくる直前のような高まりがあった。
車で1時間くらいの場所にあるパキスタンとインドの国境ワガボーダーへ。
毎日夕方に行っているというセレモニーを見にわざわざやってきた。
始まるまでは、映画「スラムドッグミリオネア」の主題歌「ジャイホー」が何度もかかっていて、そこら中のインド人のダンシングタイムとなっていた。
私たち外国人は特等席に案内されたのだが、インドのオーディエンスが一丸となって、インド側の凄さを特等席の欧米人とパキスタン側に見せつけてきて、若干引き気味になった私たち。(JAIHOは大好き)
そんなことを思いながら、待ちに待ったセレモニーが始まった。
こちらもまた大げさに軍人たちが足を高く上げながら行進して旗を下ろす。
「ヒンドゥスターン!」「ジンダバーー!」とやたら叫んでコールアンドレスポンスをしていて、後で意味を調べたら「インド!」「万歳!」という意味だった。
むちゃくちゃ時間をかけてこれをずっとやっている。
誰が一番足が高く上がるかを競い合ってるのかなと思っていた。
うーん。
毎日これをやってるのかと思うと少し笑える。
そして、大盛り上がりの中、日が暮れてパキスタンとインドの国境の門は閉められたのであった。
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インドという大国の実に大げさなところ、ノリノリなところを思い知った夕暮れ。
次はパキスタン側から俯瞰でこれを見たいもんだなぁなどと連れ合いと話しながら出口へと急いだ。
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ものすごい人だかりが一気に帰る中、ほとんどの人が車で来ているはずなのに、山ほどある車の中から私たちがどうやって元の車を見つけて戻れたのかは記憶があやふやだが、奇跡的に無事、先程のメンバー全員で帰ることができた。
さて、この日の締めくくりは夜のゴールデンテンプル。
乗り合いの車で戻ったら晩ごはんを近くの店で食べて、ゴールデンテンプルへ戻った。
すると、眩いくらいの輝きを放つお寺がそこにあった。
ライトアップの美しさはさることながら、
夜でも祈りを続ける人たちの祈りの深さ。
纏う布の鮮やかさ。
そして何より、必死に絶え間なく寺院の大理石や手すり、壁をペースト状の何かを塗ってモップや雑巾のような布切れで磨き続ける熱心さ!
一番それに驚いたのである。
もう常にあちこちで多くの信者が磨き続けているのである。
ゴールデンテンプルの美しさの秘密はシィク教の人々の勤勉さにあるのではないか、と思った。
美は細部に宿るし、心にも宿る。
この輝きは、夜な夜な磨く人たちの汗とペースト状の研磨剤の結晶である、きっと。
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インド好きカレー好き、おてだまさんのnote
あと、同じくインド好きnoterの惑星ソムニウムさんこととほさんは、このワガボーダーを超えてパキスタン入りされてました。
ディワリのゴールデンテンプルの写真も圧倒的に素敵なのでこちらがおすすめです。
ちなみにこの年のディワリの夜、とほさんと時を同じくして私は、同じインドのバラナシで花火を見ていたのであった。
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