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山と肉と私 【雷鳥沢2021夏】
キャンプと言えば肉。
いや、私と言えば肉。
なので、また雷鳥沢で肉を焼いている。
今回は、着いてすぐに焼肉丼を作ることにした。
ソロキャンプも慣れてきたので、テントを張る傍らで米を炊く要領の良さを身につけている。
米を炊き、冷凍してきた味付き焼肉ニンニクの芽入りを焼いて、ジョンソンヴィルもついでに焼いて、炊けたご飯にのっけた。
三角形のかわいいやつは、インドからやってきたコットンで作られたミニ鍋つかみ。タジンみたいでかわいい。
私が昨年、右から左へと登り駆け抜けた立山を見ながら、最高のキャンプ飯の幕開け。
そして。
2日目は朝からツルギくん(剱岳)に会いに行ったのだが、疲れ果て過ぎたのと今も興奮と感動に浸っているため、そのことはまだnoteにうまく書けないので、その日のディナーだけ紹介。
ちなみに剱岳に登ってはいない。私のできる力ギリギリまで近づけるだけ近づこうと思い、思いは遂げられた。その話はまた後日。
さて、お肉ちゃん。
真空パックされているし冷凍して持ってきたからまだ大丈夫だと思いたい、黒毛和牛サーロインステーキ。
ちなみに、言わなくていいことをあえて書くが、1000円引きの1500円で買った。それでも高級品である。
すぐそばの雪をかき集めてクーラーバッグに詰めておいたが、ツルギくんから帰ってきたら暑さのあまり雪は溶けていたし常温になっていて、少し不安の残るサーロインステーキ。しっかり焼けば何とかなるだろうと信じて焼き始める。
ツルギくんとの再会を祝すのにこれほど相応しいディナーはないだろう。8時間山を登ったり降りたりして、それから往復2時間かけて湧水を汲んで温泉に入って帰ってきたらすっかり真っ暗な夜になっていた。
それでも僅かに残った私の全身の力を晩ごはん作りに注ぐ。
洗い物をしたくないので、ダイソーで買った黒いバーベキューシートの上で焼いた。にんにく旨塩を振りかけ過ぎたくらいかけたが、疲れているから何でも良い。
テントの前室で焼いて、白ごはん(その前に炊いていて最高の炊き上がりになっていた)とセブンイレブンのポテトサラダとセットで完成。
ステーキは小さくて一瞬で食べ終わってしまった。脂がのっていてすぐにとろけてなくなった。
それからお湯を沸かして湯たんぽを作り、寝袋に入って、色々混ぜて持ってきたお菓子をボリボリ食べながら、明日は台風が来るらしいし、一日中テントの中でごろごろしてやろうと決め込んだ。
いや、本当のところ、体が動きそうにない。
お菓子を食べ切る体力も残っていなかった。9℃の寒さに寝袋で丸まりながら、お腹が痛くなりませんようにと祈りながら、眠った。
私と肉の歴史↓
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