山と共に 神降地【初めての上高地 終】
上高地、最終日の朝。
のんびり撤収を始める。
例のご近所さんはとっくに撤収して跡形もなく消えていた。キャンプ場の朝はやはり、みんな早い。
11時前、毎度ながら撤収に飽きてきた私は、気分転換に遅めの朝ごはん。
最終日は面倒くさいのでできるだけ食器を使いたくない。そう思って、とっておきのものを持ってきていた。
私の大好きなアマノフーズステーションで買った期間限定の海老天とじ丼の素!なんと864円!
これだから私はセレブだと思われるのである。
面白半分で購入したので、これを試してみることにした。なお、864円なら、普通の食堂に行ってカツ丼とか食べれると思うが、それはそれ。これはこれ。
米を炊こうか迷ったが、小梨平の売店の横の食堂で白ごはんのテイクアウトもできたため、そちらを利用した。
あとは、お湯を沸かして一つはアマノフーズの味噌汁、一つはアマノフーズの海老天とじ丼作りに使う。
乾燥した塊にお湯を入れて、海老天がちぎれないように優しく混ぜる。そして、それをメスティンに入れた白ごはんの上に乗せたら完成。
美味しそうであります!
一口、二口食べてみる。
アマノフーズの匠たちよ!美味しいであります!!
海老天はどうせ小さなエビだろうと思いきや、しっかりしたエビの身にびっくり。
とろとろ卵とじも、さっきまで、あんな乾いた塊だったとは思えない代物。
アマノフーズの皆様の素晴らしい技術開発に乾杯。
もう一生ついていきます。
小梨平にて、永遠の愛を誓った。
小梨平のキャンプ場は本当にいい場所だった。熊の恐怖と多少の面倒くささもあるが、そもそも熊の生息地にお邪魔させていただいているのだから文句などない。絶対また来よう。そう誓って小梨平に別れを告げた。
それからまた、西糸屋山荘に行って、大盛りカレーのランチで上高地の食べ納め。(ギリギリまでカツカレーと悩んだ)
上高地にいる間、お店でランチを食べたりアップルパイを食べたりしたのに、どれもずっと外でごはんを食べてるなぁと気づく。
スペインの旅でも、よく屋外の席でご飯を食べたり飲んだりしていた。
春と秋のテラス席大好き。外ごはん大好き。
空気が気持ち良いし、景色もいいし、ごはんも美味しい。こんなところに地上の楽園があったとはなぁ、とコロンブス気分。
上高地って、こんなにいい場所だったのか。私の中では世紀の大発見だ。
山の位置と名前をこちらで確認した。
山が近くにあって美しい川が流れる場所は、神が降りた地こと神降地、上高地。大阪から来た食いしん坊の神も非常に満喫しました。
お気に入りのキャンプ場がまた一つ増えたので嬉しい。いつか、どれかの山に登りたいと思う。
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