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春日語カレンダー(2月18日)
こんばんは
今日の春日語は「意味なし芳一」(いみなしほういち)
意味は「意味がない」
昔話の「耳無し芳一」をオマージュした春日語ですね。
耳無し芳一の話って知ってる人多いんですかね。
内容は知ってますけど、結末をはっきりとは覚えてないんですよね。
僕と同じような人多いと思います。
内容を軽く紹介すると、
琵琶法師の芳一は上手に琵琶を弾くため、毎晩怨霊が芳一を誘拐しにきます。
和尚さんが芳一を怨霊から毎晩守っていたのですが、ある晩法事で一晩留守にしなければならなくなります。
琵琶法師は大体目が見えないため、芳一も目が見えなく、怨霊に視認することができず、自分の身を守ることができません。
そこで和尚さんは、芳一を守るために芳一の全身に芳一の姿を隠すお経を書くのですが、耳だけ書き忘れてしまいます。
和尚さんが法事に出かけ、芳一がいつものように琵琶を弾いていると、怨霊がやってきます。
ですが、お経のおかげで芳一の姿は見えません。
怨霊に見えているのはお経を書き忘れた耳だけです。
芳一の姿は見えないのに琵琶の音色が聞こえる。
不思議に思った怨霊はそこにある耳を斬り持って帰ってしまいます。
ここまでが、僕が知ってる「耳無し芳一」の内容です。
この後どうなるのかあまり覚えてません。
調べたら、耳を斬られ血だらけで意識を失った芳一を見つけた和尚さんは耳にお経を書き忘れたことを思い出し、芳一に謝罪しました。
芳一の傷は癒えて、不思議な出来事として世間に広まり、同時に「耳無し芳一」として知られ、琵琶の腕前、評判があがりその後不自由なく暮らしたそうです。
「災い転じて福となす」
「耳無し芳一」の話で伝えたいことだと思います。