京都1泊2日の旅〜食事編
京都では五食(カフェ含む)食べましたが、全て美味しかったです。
さすが京都。
1日目・昼食
京都一日目のお昼は、鞍馬寺仁王門そばの、雍州路さん。行く前から最初のお昼はここでと決めていました。
動物性食材を一切使用しておりません、が謳い文句のお店なのと、鞍馬寺前という場所がらで、外国人観光客が半分くらいでした。
私たちは2人とも、雲珠とろろそば(冷)を注文。
雲珠(うず)ってなんだろうと調べたら、馬の飾りでした。
馬の飾りがなんで名前に入っているのかはわかりませんが、雲珠とろろそばは美味しかったです。
右下に写っている白い料理が、豆腐で山菜を和えたものだったんですが、雲珠がなんだかわからなかったので、勝手にこれが雲珠っていう料理名か、食材を使っているのかと思っていました。
真相はわからないままですが、美味しかったので満足です。
本当は、みたらし団子やぜんざい等甘味が気になったんですが、腹八分にしておかないとこの後の山越えハイキングがつらいかなと思って、諦めました。
ここで食べなくてもどこかで食べるチャンスあるだろうとも思ったんですけど、結局食べられなかったので、心残りではあります。
1日目・夕食
旅館で川床料理
川床料理って、私知らなくて。
川に床を作って川の上で楽しむお料理のことなんですね。
泊まった旅館が、元祖川床料理、と川床料理をうりにしている旅館で、初体験を楽しみにしていた私たちですが、前日に台風が通過しちゃいまして。
貴船神社〜奥の院を散策中から気になっていたんですが、川の流れが早い。
普段の様子を知らないからわからないけれど、でもこれたぶんいつもこんなに「ドドドドー」って音してるのかな?してないよね?きっとこれ増水してるんだよね…?
今日川床料理やるかなぁ?
2人で夕飯を心配しながら奥の院まで川沿いを歩き、そしてチェックインの時に仲居さんにドキドキしながら尋ねたら「大丈夫ですよ」と言ってくださり一安心。
だけどやっぱり台風の影響はあって、前日はもちろん川床は中止、そして朝の時点では川床が壊れてしまっていたんです、と。
今日業者さんに来てもらい、なんとか一部修理が間に合ったんです、と。
ありがたい。
そんな危うく体験しそこねるところだった川床料理ですが、どうだった?と尋ねられたら美味しいよりなにより「めっちゃ寒かった!」と答えるかもしれないくらい、寒かったです(笑)
一応事前に、部屋を案内してくれた仲居さんから「川床は冷えますので、そちらの半纏を使って下さいね」と教えられてたのですが、鞍馬から貴船まで、そして貴船でもたっぷり歩いて身体があったまっていた私たちは、冷えると言われても全然ピンときませんでした。
涼しいってことかな?くらいに思ってました。
甘かったです。
とんでもなく寒かった。
久しぶりに指先が凍えるという体験をしました。
川床に用意されていたひざ掛けを、ひざ掛け用と肩から羽織る用と2枚ずつ使ってもなお、寒かった。
それでようやく私たちは、川床料理って暑い日の夕涼みを楽しみながらいただくものなんだなと、理解しました。
真夏の川床は涼しくて、たぶん普段は川の流れもこんなに勢いよくないから、縁に腰掛けて足を川につけたりして、冷たくて気持ちいいね〜、とかやって楽しむものなんだな。
5月はまだちょっと早かったのね。
さて肝心の料理のお味ですが、出てきたもの全て美味しかったです。
次から次へと運ばれてくる料理が、全部美味しい。とても幸せでした。
初めて鯉を食べました。
お刺身と、鯉こく。
鯉こく、っていう料理は知っていましたが、食べたのは初めて。
人によっては甘ったるいと感じそうな白みその甘さと濃厚さが、私の好みにドストライクで、汁だけおかわりしたかったくらい。
そして鯉も全く臭みがなくて、食べやすかったです。
臭みがなかったのは、お刺身もです。
真ん中の鯛のようなお刺身が鯉で、右側のサーモンのようなお刺身が鱒です。
鱒なんて、ほとんどサーモンでした。
違いがわからない。
鯉は、お好みで酢味噌をつけて召し上がって下さいと言われ、最初はつけましたが実は私酢味噌がちょっと苦手で。
あとは普通に醤油でいただきましたが、ちゃんと美味しかったです。
頭から尻尾まで 丸っといただきました。
手前の赤いのなんだったかな…
やまもも?
この後に出てきた茶碗蒸しは、鰻入りでした。
前菜にも鰻料理入ってて、そういえば鰻も川魚でしたね。
しめは豆ご飯でした。
最後甘味もあったんですが、写真はありません。
たぶんそこそこ酔っ払ってました。
川床があったはずだった所です。
今頃は直っていて、私たちが行った頃よりは少しは寒くなくなってるでしょうか。
旅館の設備には多少の不満がありましたが、仲居さんも良い方ばかりでしたし、お料理は大変美味しくて、概ね満足でした。
そういえば、お料理を運んで来てくださる仲居さんに、途中で
「どれ食べてもとても美味しいです」
と伝えたら
「そうみたいですねぇ。皆様そう言ってくださります」
と。
そうみたいですねぇ?と、思ったら、食べたことないんですって。
私らは運ばさせていただいてるだけですので、って。
いや少しは食べさせてあげて下さいよ賄いとかで。
仲居さんがお料理の美味しさ伝えられないとだめじゃないですか。
仲居さんもそんな正直に言わないで、ありがとうございます、でよくない?(笑)って思いました。
旅館の名前は書かずに、こっそりHPのリンクをはっておきます。
2日目・朝食
旅館にて。
久しぶりに、このような「the和食」の朝ごはんをいただきました。
左上見切れているのは、温められ中の湯豆腐です。
朝から湯豆腐なんて、こういう所に来ないと絶対食べません。シンプルに美味しかったです。
2日目・昼食
葵寿司さん
上賀茂神社参拝前に、お腹空いたからお昼にしようと、たまたま、本当にたまたま目に入った雰囲気が良さげな建物のお店が、葵寿司さんでした。
上賀茂神社の目の前で、参拝に便利だしここにしようと軽い気持ちで入ったお店ですが、美味しかったのなんのって。
そしてお庭もお部屋も素敵で、通されただけで気持ちもあがっちゃいました。
それでいてお料理美味しいんだから。
近くにあったら、足繁く通っちゃう。
近くにあればいいのに。
写真で伝わりますかね〜。
鮪と鯛のお刺身の、分厚さ。
鮪なんて、二切れ一編に口に入れちゃった??と思うくらい、厚みがすごかったです。
でも、鯛もだけど隠し包丁って言うんですか?包丁が入っているので、噛みやすく口の中で切れやすくて、食べやすい。
だけどしっかり厚みの贅沢さはわかる。
何より美味しいんです。
前夜、鯉と鱒のお刺身を食べて、川魚も美味しいんだなと思ったところでしたが、葵寿司さんでこのお刺身を食べて「やっぱり海の魚は美味しいーー!」と、寿司好きの私は思いました。
ちらし寿司のお刺身も、分厚かったです。
そして、錦糸卵の下には、穴子がたくさん隠れていました。
それに、絶妙な味の酢飯。
総じて、美味しい。
そして、茶碗蒸しの中には、鰻。
京都の茶碗蒸しは、鰻をいれるのが普通なんでしょうか。
2日続けて鰻入りの茶碗蒸しを食べられて、幸せでした。
そして、甘味。
これ感動したのが、オレンジなんですがわかりますか?
本物じゃないんです。
ゼリーなんですよ。
めっちゃくちゃ美味しかったです。
こんな感じで、お庭も素敵でした。
お庭には、葵がたくさん植えられていて、だから葵寿司さんなのかな。
ところで、食事しながらずーっと気になっていたのですが、後ろの席にいらした女性がですね、口数の多い関西弁の方だったのですが、その声が野々村由紀子さんにそっくりで。
どっかで聞いたことある声だ…そうだ野々村由紀子さんだ!と、気がついたらもう野々村由紀子さんにしか思えなくて。
振り返ったら野々村さんいるんじゃないかと思って、帰る時見てみたけど違いました(笑)
上賀茂では、あふひのテラスさんでカフェもしましたが、したと言っていいのかなというくらい、スピーディーなカフェでした。
その話は、別記事で書いたので省略します。
でもこちらもとても美味しかったので、ゆっくりしたかったし、また行きたいし、近くにあればなぁ…です。
2日目・夕飯
新幹線で。
京都駅で1時間ちょい時間があったので、お土産と夕飯を物色。
夕方にケーキを食べていたので、そんなにお腹も空いてなくて、お弁当じゃなくてなんか簡単に食べられるものないかな〜と探したらありました。
551蓬莱さんが。
肉まんだーー
ちまきだーー
私の夕飯は肉まんに決定。
ちまきは、次の日仕事だったのでお弁当にしました。
どっちも美味しかった。
久しぶりの551肉まん。
新幹線で肉まんは、なかなかやな感じかもしれませんが誘惑に勝てませんでした。
周りの皆様すみませんでした。
それからもう一つ。
去年琵琶湖旅行した際も京都駅を利用していて、その時に見つけたパン屋さん、高級パンとクロワッサンのお店「別格」
買って食べたら本当に、別格!の味だったので忘れられなくて、今回また食べられるのを楽しみにしてました。
当然のようにクロワッサンを購入し、デザートとして肉まんの後にいただきました。
いつか埼玉に、それもなるべくうちの近くに出店してほしいと、心から思います。
観光は楽しく、お料理は美味しく、とても幸せな京都2日間でした。
実は同じ友人と、秋も京都行っちゃう?という話になっていて、9月か10月あたりにもしかしたら天の橋立あたりに行くかもしれません。
実現するといいなぁ。