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カンボジア現地法人:日本語が話せるK君を採用したはなし
はじめてのカンボジア人スタッフ
年齢:20代
性別:男性
職歴:日本で数年間実務経験あり
言語:クメール語、日本語
志望動機:日本語をもっと勉強したい、新しい分野の経験がほしい
そんな彼を面接したときの感想は、人懐っこいな…でした。
日本へ技能実習生として数年間働きに行った経験があり、完璧ではないものの日本語が話せる緊張な人材でした。
採用するかすごく迷った
・不動産業の経験はない
・住んでいる場所がプノンペンではない
まず、私達の求人条件は不動産業の経験がマストでした。
日本語は話せても未経験では…
K君は首都プノンペンから車で3時間ほどのコンポンチャムという街で暮らしており、採用するとなったらプノンペンに引っ越します!って言ってるけど本気かな?との疑問…
結局採用しました
・年齢問わず誰からも可愛がられやすい性格
・SNS(とくにFacebook)の使い方が上手
・行動力とガッツがある
・負けず嫌い
・時々、優柔不断
・集中力は長くない
そんな性格のK君は2020年10月から2020年12月末の約3ヶ月間、弊社に在籍してくれました。
なんで3ヶ月で辞めてしまったのか…
どんでん返しストーリー
実は彼、2021年になったら再び技能実習生として日本で暮らすことが決まっていたのです。
それを隠して面接を受けて採用された、ということなんですね…笑。
初出勤の日にそれをカミングアウトされガックリ…
▼カンボジアの人々の働き方
・良い条件の仕事があればすぐ転職する
・給料UPの交渉は当たり前
・始業時間ぴったりに来ない
日本とは”働く”ということの感覚が違います。
それも踏まえて、これもなにかの縁だと思い3ヶ月間だけ働いてもらうことにしました。
楽しく実りのあった3ヶ月間
①カンボジアの制度をより知れた
②通訳してもらえるありがたみ
③新たな採用につながった
④不動産業が少しだけ前に進んだ
①カンボジアの制度をより知れた
英語だけではわからない、外国人には教えてもらえないようなことってあったりするんです。
たとえば、道路で警官に停められたときの対処法だったり、お役所関係のことだったり。
そんなことをしかも日本語で教えてもらえたのは助かりました。
②通訳してもらえるありがたみ
これも①に似ていますが、市場に一緒に来てもらったら最高です。
英語メニューのないレストランもとっても助かりました。
③新たな採用につながった
3ヶ月で辞めることが決まっていましたので、次のスタッフ雇用にむけて面接に立ち会ってもらいました。
日本で実務経験がある彼の目利き(?)はとても参考になりました。
④不動産業が少しだけ前に進んだ
彼の長所である”誰にでも可愛がってもらえる正確”のおかげで、土地の情報や市場がかなり把握できました。
臆さず誰にでもフレンドリーに接することのできる素晴らしい才能のおかげです。
そしてなにより、彼の明るく前向きな正確に何度も助けられました。
今でも連絡をとりあっていますが、元気そうでなによりです。
しかし、コロナの状況は良くならず結局日本には今も行けていません。
早く行けるといいね、それまでに日本語忘れないようにね…。
一歩進んで二歩さがる
そんな毎日を過ごしています。
海外移住、海外で起業、なんだかかっこよく聞こえますがそんな華やかなものではありません。笑
カンボジアで雇用する、簡単じゃない!
それでも、楽しい毎日だと感じています。
キラキラ系ではない、カンボジア現地法人なわたしたちです。
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