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名も無き人への感謝から始まる2023年
去年の暮れに2022年の総括をジャーナリングしてまとめた。また、同じタイミングで瞑想も新たな境地を目指そうと思い、夜長めに行うようになった。だからか、2023年は気付き多きスタートとなった。
保育園のお休みに恐れ慄いた旦那と私
昨年の12月上旬、保育園から年末年始のお休みの連絡を受けた私と旦那には、恐れしかなかった。12月29日から1月3日までの6日間。「元気な2歳の娘と、まだ手のかかる3ヶ月の息子相手にどうしよう」という恐れだった。
どこかに行こうにも、犬がいるので年末年始はハードルが高い。仮にどこかに行ったところで、高いだろうし、混雑が予想される。
まぁ、場所が変わっただけで状況(大人2人で乳幼児の保育)は変わらない、というのもあった。
この6日間は、自宅で毎朝「今日は何しよっか」を繰り返しながら、2歳の娘が飽きないように毎日違う企画を考えながら過ごしていた。
三ヶ日だけはガチでお休みする日本
カレンダーを見て企画するというよりは、天気を見ながら行動計画をしていた私たちは、晴天で寒さの和らぐ予想だった元旦に横浜中華街に行くことにした。
いつもの朝の様子からすると朝の9時に大人2人と子供2人で機嫌よく家を出られたのは奇跡だった。その奇跡を成し遂げ、空いている電車に乗って皆気分良く目的地へ向かったのだった。
空いている電車で旦那が:
「誰もいない」
とポツンと言った。確かに、三ヶ日以外の休日は何かしら人通りがある日本(というか東京)だが、元旦は文字通り誰もいなかった。皆、家族と過ごしたり、自宅でゆっくりしているのだろう。
そんな日に、一人孤独に運転席で電車を運転している人に対して何とも言えない感謝を覚えた。
名も無き人も皆「個人」
中華街に着くと、やはり人通りは増えたが、お店の半分以上のシャッターが降りていた。幸い、私たちが頼りにしていたヴィーガンメニューのある『好記園』は無休で営業していた。
そうか、電車の運転手さんだけではない。
飲食店で働く人たちも、いつも通っているスタバで働くバリスタたちも、
ヤマトの配達員の方も、皆年末年始をゆっくり過ごしている「人」なのだ。
当たり前であるべきこの事実を、私たちはどれだけ日々感じて過ごしているだろうか。
私は、元旦にいつもの自分を振り返って反省した:
急いでいる時に限ってオーダーを間違える店員さんに見せた苛立ち
立ち話になるのがめんどうだからと素通りしたマンションのコンシェルジュの女性
時間指定したのに、15分遅刻した佐川急便の方への悪い態度
どれも2022年に限ったことではなく、過去の自分が取ったことのある態度だ。彼ら・彼女らが働いているから当たり前のように享受できる選択肢が世の中にはたくさんある。
こちらがサービス料や対価を払っている「客」であるとはいえ、そしてそのサービスを提供する彼らも仕事としてお給料をもらっているとはいえ、私たちは感謝の気持ちを忘れていないだろうか。
そんな風に思った。
名前を聞いて仲良くなる必要は無いが、彼らと「一人の人間」として接していると、心に誓って言えるだろうか。
私は言えない。
今年は「無私」を試みることにした
そんな気付きと、感謝の気持ちでスタートした2023年だ。
中華街、スタバ、電車が利用できたから乳幼児が2人いても楽しい年末年始が送れたと思っている。
この出来事の前から少しずつ考えていたことだが、今年は「無私」というところから動いていきたいと思う。
振り返ると今まで「私」「私」「私」が中心だったからだ:
私のキャリアに最適な選択肢は何か
私のやりたいことは何か
私の趣味をどう実現するか
私の子供たちに何を残したいか
私は、何が欲しいか
全て「私」から始まっている。この記事でつい最近、私の人生観は「自由に、楽しく、充実した人生を謳歌したい」」と言ったばかりで恥ずかしいが、最近(特に2022年下半期)何かが違うと感じていた。
あくまでも私の考えだが、「私」視点だといつまで経っても「もっといける」「もっと稼げる」「もっと条件の良い場所があるはずだ」という錯覚に陥る気がする。
では2023年どうするのか。
Selflessness (無私)。
「私」視点ではないところから行動を起こしてみようと思う。
どうやったら家族、社会に貢献できるか
どうやったらより多くの人の生活や選択を豊かにできるか
そんなところだろうか。
新年の抱負を立てても、2月までには忘れるタイプなので数年前から立てるのをやめた。その代わりと言ったら何だが「この1年どう在りたいか」を決めるようにしている。
そして、こちらでも書いた通り、毎月、毎週、毎日、その在り方を意識して行動している。
今年も、この気まぐれ辛口noteをよろしくお願いします!