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【中学理科】肺のつくり
こんにちは!今回は、私たちが生きていくために欠かせない「肺」についてお話しします。
呼吸をするたびに空気が体に入っていきますが、この空気はどのようにして体を支えているのでしょうか?その秘密が隠されているのが「肺」です。肺は、酸素を体内に取り込み、不要な二酸化炭素を外に出す、大切な役割を果たしています。
この記事では、肺の基本的なつくりや、どのように働いているのかを詳しく解説します。私たちの体の中で毎日行われている驚きのしくみを、一緒に学んでいきましょう!
ヒトの呼吸器官
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ヒトの呼吸器官は、鼻に始まって鼻孔→いん頭→こう頭をへて気管に続く。気管は2本の気管支に分かれ, 1対の肺にはいる。
気管支…肺の中でさらに枝分かれして小気管支となる。小気管支の先は、肺胞と呼ばれる小さな袋に なっている。肺胞のまわりには、毛細血管が網の目のようになってとりまいている。
肺のつくり
ヒトの呼吸器官は、鼻や口→気管→気管支→肺(肺胞)とつながります。
呼吸…全身の細胞が呼吸するのに必要な酸素を取り入れ、呼吸の結果生じる二酸化炭素を排出するはたらきがあります。
ヒトの肺で、外界と血液の間で酸素と二酸化炭素のやりとりが行われる部分は肺胞である。肺胞は非常にうすい膜でできていて、その内面の表面積は、左右の肺をあわせて約90mもある。 気管支の先端に多数の肺胞が集まったつくりとなっています。肺胞が多数集まっているのは、肺胞を取り巻く毛細血管と肺胞内の空気との接する面積(=表面積)を増やすためです。これにより肺胞に吸い込まれきた空気中の酸素と毛細血管を流れる血液中の二酸化炭素の交換が効率よく行われます。
肺胞中でのガス交換
血液中に溶けていた二酸化炭素は気体となり、肺胞へ出る。
酸素は血液中に入り、赤血球のヘモグロビンと結合する。
呼吸運動
肋間筋と横隔膜を使って、息を吸ったり、はいたりします。呼吸としっかり区別することが大事です。
呼吸運動の調節
呼吸運動の調節は、延髄によって自然に行われ延髄のところを通る血液中の二酸化炭素がふえると、延髄にある呼吸中枢が興奮し、これから、横隔膜・ろっ間筋の活動を活発にするように命令が出される。血液中の二酸化炭素の量が多くなりすぎると、呼吸中枢が麻ひする。こ れが窒息である。