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【高校生物基礎】バイオーム(生物群系)
地球上にはさまざまな環境が広がり、それぞれに適応した生物たちが生活しています。これらの生物群集が集まった大きな単位が「バイオーム(生物群系)」です。バイオームは気候や環境に応じて、熱帯雨林、砂漠、草原など、さまざまな種類があります。各バイオームでは、生物たちが独自の方法で環境に適応し、共存しています。本記事では、バイオームの種類や特徴、そしてそれぞれのバイオームに住む生物たちの生活についてわかりやすく解説します。地球の多様な生態系に触れ、自然の素晴らしさを一緒に学びましょう!
生態系と生物群系
・生態分布は、環境要因に対する適応の面から考えた生物の分布。
・生態系は、一定地域内に生活する生物と環境から成る1つのまとまり。生物群集(一定地域内の同種・異種の生物の集団)と無機的環境(温度、湿度、光、土壌、大気、水、栄養分など)のまとまりがある。
植物の生態分布
気温(積算温度)と降水量が大きく影響。
水平分布…緯度の変化による植物の生態分布。
垂直分布…標高の変化による植物の生態分布。
群系
相観によって植物群落を分類。(生物群集は、自然界の個体群は互いに密接な関係を持って生息する。ある地域に生息する個体群をまとめて生物群集と呼ぶ。)
森林…熱帯地域から順に、熱帯多雨林・亜熱帯多雨林・南緑樹林・照葉樹林・夏緑樹林・針葉樹林
草原…サバンナ(熱帯草原)・ステップ(温帯草原)
荒原…砂漠・寒地荒原(ツンドラ)
日本の植物の生態分布
降水量の多い日本では平地に森林が発達。
水平分布…南より亜熱帯多雨林・照葉樹林・夏緑樹林・針葉樹林。
垂直分布…同じ緯度でも標高により、異なる植物群落が分布。日本中部では海抜の低いほうより低地帯・山地帯・亜高山帯・高山帯。高山帯以上では森林は成立しない。その標高が森林限界。