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FBライブ"をポチッ"から癌サバイバーに 第14話

ライブ配信


上岡良子さんの先生でもある池田秀樹さんの14days チャンレンジに参加した。毎日、公開でFBライブ配信をしなければならず、課題は1日前に出された。

課題は、例えば "XXXを打ち勝つ法"、"XXX っていいの?"、"XXXはOOOと思っている?"、"サクセススト-リ一"、"Big Why (使命)のスト一リ一"、"ヒーロ-ズ  ジャ-二-"、"勇気のストーリー"など、自己体験をテーマに合わせて話すのである。そして必ずライブの日時の告知をしなければならなかった。ライブ配信なんてしたことがなかった私。まずいろいろなテクニカルなことを勉強した。音声がハウリングしたり、画像がでなかったり、トラブルも解決しなければならなかった。講師から課題が出るとライブの日時を決め、配信内容を考える。そしてCanvaで告知を作った。Canvaも初めて。楽しかった。告知を投稿し、そこからは時間を逆計算。ライブ配信で使うスライド資料を作成、当日は化粧し、Wigをかぶり、ちゃんとした洋服を着る。

この講座には世界中から起業中、または起業を志す人達が集まっていた。彼らの前向きでエネルギッシュな波動はすごかった。忙しいところ、仲間が私のライブを応援しに観にきた。その方々にも、私自身にも、価値ある時間にしようと配信内容を考えた。

自分の人生を改めて見直した。『あ~あんなこと、こんなこともあった』。その当時を思い出すとその時の感情までもが蘇った。キ一ワ一ドを書き出しライブ配信をしていくと、自分の気持ちの整理にもなった。

同じ講座に参加されていた癌サバイバ-の女性が食生活が原因で癌になったお話をされていた。家族の誰も癌にかかっておらず、体は健康、それなのにどうして癌になったのかわからなかったが、彼女の話を伺い、なるべくしてなったと思いはじめた。私は食事をほとんどとらず、お酒をたくさん飲んでいた。また睡眠も十分にしていなかったし、携帯を頭の近くに置いてよく寝ていた、電磁波の悪影響もあったと思う。

ライブ配信に応援に来てくれた仲間たち。失敗しても励ますコメント、ライブの終わりには「ありがとうございました」、「楽しかったです」、「明日も楽しみです」などの嬉しくなるコメントばかりだった。ライブ配信中に読めなかったコメントはライブが終わり、全員に返信した。一人一人のメッセージを有難く読み、お礼のコメントした。この交流が楽しかった。応援に来てくださった方のライブも観に行き応援した。価値ある提供がしたくて、他の講座もオンラインで受けた。

自分が癌であること、胃ろうをしていることさえ忘れるほどだった。今まではお腹の胃ろうをみて、自分が頑張った結果はこれか。。と悲しかったが、「あれっ、こんなところに管あったっけ?」、胃ろうをしていること、痛み、癌であることさえも忘れるほどだった。たまにライブ配信の前に胃ろうを消毒するヘルパーさんが訪問し、普段はベッドの上で寝ている私が、綺麗な洋服を着、化粧をし、かつらをかぶっている、『あんた頭でもおかしくなったのか!?!』という顔だった。彼女は私に、「私は胃ろうをして絶望的になっている人をたくさん見ている、でもあなたはとても前向きな人だ」と言った。

そう、毎日がライブ配信のことで頭がいっぱいになり、楽しくて、ワクワクして、不安なことを考える時間が吹っ飛んだ。応援され、応援する喜び、感謝され、感謝する。脳から幸せのドーパミンが分泌され、身体が回復していった。これほどまでの良薬はなかった。

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