80歳の友人とハイキング
長野にきてから、大好きな山がたくさんの縁をつないでくれた。
あたらしいご縁もあるし、復活したご縁もけっこうある。
80歳の山友のこと
先週は、80歳の山友とハイキングに行った。
去年の春に浅間山で出会ったおじいさんで、古い歌をたくさん知ってる。
山の中で人に歌って聞かせるのが大好きで、浅間山ではみぞれがちらつく中、とてもとても長い民謡をうたってくれた。
聞いているわたしは震えが止まらなかったが、おじいさんはご機嫌で2曲目も披露してくれた。
先週のハイキングでおじいさんが歌ったのは・・
夜霧とか霧笛とかが曲名にある昭和歌謡。
ロシアの民謡と日本の民謡。
耳コピで覚えたというカンツォーネ。
愛しい思いをうたったシャンソンなどなど。
歌うたびに立ち止まるのでコースタイムの倍以上かかってしまった。
これまでの教訓からトイレ対策として水分を控えていたので惨事にならずに済んだ。
知らない曲ばっかりだけれど、なんとなく懐かしいメロディー。
そして、なんとなく切なく悲しい旋律。
おじいさんの生きてきた時代を感じる。
よりよく生きるスキル
お昼を食べた山頂からは、北アルプスの稜線上に槍ヶ岳のとんがりがくっきり見えた。
上田平の展望と八ヶ岳、遠くに富士山のシルエットも望める絶景だ。
「ぜーんぶ見ちゃった。」
とおじいさんがつぶやいた一言がちょっとかわいかった。
こうしてちょっとしたしあわせを感じて、言葉にして、だれかと共有することはすごく大切だよねと改めて思った。
よりよく生きるための大切なスキルだと思う。
歩いたコース
歩いたコースはYahoo!で紹介した。
興味あればご覧ください。
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