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まさかの私も救急車・・・生まれ変わった?

昨夜遅く、救急車で搬送されました。今度は私が。

まさか、ひと月に2度も救急車のお世話になるとは…

詳細は割愛しますが、
凄まじい腹痛と貧血にみまわれ、悶絶すること数時間。
少し落ち着いたタイミングで、夫が病院に行った方がよいかを確認するため#7119に電話したら、
すぐに救急車を呼んで病院へ行ってくださいと、そのまま119につながれてしまいました。

まさか、救急車を呼ばれると思ってなかったから本人びっくり。
え…!また!?


寝ている子どもたちを残して夫が救急車に同乗することはできないと判断し、すでに寝ているであろう実家へ電話。
父と母に車で来てもらい、救急車には母に同乗してもらうことに。

なんてこった。
80歳近い父が、夜中に突然叩き起こされて、車を運転してここまで来る方がよっぽど心配だよ、大丈夫か。



救急車が到着する頃には一旦激しい痛みは治まっていたので、
朦朧とする意識の中、なんで私また救急車に乗る羽目になってるんだろーと
ぼーっとしながら担架で搬送されました。

先日の次男の救急車に同乗した時のように、感謝の気持ちなんかは全然わいてこなくて、
何にも考えられず、ぼーっとしてました。
具合悪い本人なのだから、そりゃそうか。

というか、近すぎてあっという間に着いた。


今回はありがたや、家から10分の総合病院が受け入れてくれました。
またしても外は大雨。
前回のように遠くの病院から大雨の中、帰れなくなったら大変だもの、助かったー。

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余談ですが、
我が家のベランダからも看板の明かりが見えるこの総合病院。
普段は受診することがないのですが、一度だけ利用したことがありました。
救急外来で。


長男が1歳8ヶ月の頃、バスに乗ろうとした私は、
片手に畳んだベビーカー、もう片手に長男を抱っこしていた。
そこで、バスのステップを踏み外し、スネをガーッとステップに強打。

こんな状況でも、両腕を上げ、ベビーカーと長男を宙に浮かせたままキープできてた自分すごい。
若い頃に筋力鍛えててよかった。

皮膚がパックリ割れてしまっているスネと、
出血量を見て、あちゃーこれは、縫うやつだな…と。

バスの運転手はパニックになってあたふたしてたけど、
私本人は落ち着いていて、長男をとりあえずバスから降ろし、
乗客にベビーカーを降ろしてもらい、
全然大丈夫なんで、バスは行ってください!とバスを見送った。


でも、あの血がついたまま発進したバスも後できっと困ったよね…
ごめんなさい。

他に人通りもないバス停に座り込んで、とりあえず血を拭き、電話をかける。
時間はお昼すぎ、だいたいの病院は午前の診療が終わって閉まっている時間帯。
都内の医療機関を探してくれる電話サービスにかけて行けそうな範囲の病院を聞き、
片っ端から電話して診てもらえる病院を探し、
タクシーを呼んで自力で向かったのがその総合病院。


この頃からすでに場の空気を読むタイプだった長男は、これはただ事ではないと、何もせずじっと静かにしていました。


その後、病院に到着して、順番が回ってくる頃には
恒例の私の母、グレートマザーも到着。
足を縫ってもらって無事に帰宅しました。


実は、長男、この頃まで、自宅で一歩も自力で移動せず、常に私から離れず、全ての移動を大人の抱っこにより行動していました。

我が家ではなんとかこの状況を変えたいと思っていたのだけれど、
抱っこを拒むと激しく抵抗して生活がまわらなくなり、
あまりにも意志が強すぎる1歳児にほとほと困り果てておりました。

しかし、この怪我により私が足が痛くて抱っこできない状況になり、
しぶしぶ本人も納得してスーパー抱っこマンを卒業することができました。

まさに怪我の功名。
私のスネに大きな傷跡と共に、その思い出が残っております。

_________________________


さて、そんな思い出のある病院へ、再び。

診察とCT検査の結果、大腸炎とのこと。
ちくわを1日水につけておいたら膨らんでぶよぶよになると思うけど、そんな感じで腸が働かなくなっていると。

先生、すごい表現、でもわかりやすい。
ぶよぶよちくわかぁ。

なんで腫れてるのかはわからないけど、とりあえず今夜は薬を飲んで様子を見るしかない。
詳しいCTの結果はまた明日の診察で、とのことで帰宅。

0時半、帰宅。


しかし、
凄まじい痛みではなくなったものの、ぶよぶよちくわが痛んで眠れない。

じゅわじゅわじゅわじゅわ

痛い…




そうだ、今こそ痛みをマインドフルに感じるんだ!


痛みをただの感覚として受け取ることで、
痛みにくっついてる嫌悪が取り払われると、
痛みがスーッと消えていくことがあるって、マインドフルネスの師匠たち、みんな言ってた!


よし、
ぶよぶよちくわの感覚をそのまま受け取ってみる



……

………

…………



いや、痛いし!!!





私ではまだまだ修行が足りないのかもしれないし、
慢性の痛みには効くけど、突発的なこういう状況には適してなかったのかもしれない。

わからないけど、今の私にマインドフルネスは効かなかった。




でも、不思議と『不安が広がらない』ことには気づいていた。


超過活動な扁桃体を持っている私、
何かにつけてすぐ不安がやってくる。

例えば、
自分でも、子どもでも、どこか具合が悪くなると、重大な病気だったらどうしよう…と無駄に検索しちゃうし、

自宅に食べ物やトイレットペーパーの在庫が少ないだけで、
ソワソワと不安になって、今地震が来たらどうしよう!?と謎な妄想がやってくる。


普段はそんな私だけれど、
なぜだか、この痛みがまた酷くなったらどうしようとか、
CTの結果、重大な病気が見つかったらどうしようとか、そういうことは全く考えなかった。


不安がチラッとやってきたときの私と言えば、
「大腸炎といえば、安倍元総理が罹患していたという『潰瘍性大腸炎』しか知らないけど、それだったら嫌だなー。
まぁ、でも、潰瘍性大腸炎なんですって周りに言って、お腹痛くなったらトイレ借りて生きていけばいいかー。」
(↑潰瘍性大腸炎が何なのかさえ、よくわかってないし、調べる気にもならなかった。)

こんな感じ。

不安に全く翻弄されてない。


不安さん、来ましたね。
そうですか。はい、終了。

ぐらいの感覚。


マインドフルネスはできなかったけど、
お腹のじゅわじゅわする痛みを感じたり、
あれこれ考えが行ったり来たりしながら、
ウトウトしたり、目覚めたりを繰り返し、
明け方を迎える頃には、痛みも収まってきて、ようやく眠りにつくことができた。




そして、先程、病院での再診に行ってきて、
改めて専門の先生にCTを診てもらったけど、
大腸が浮腫んでるだけで大きな異常は見られないから、
このまま薬を飲んで様子を見てくださいとのことでした。
 
とりあえず大事に至らず良かった。



帰宅したら、夫に、このまま入院になる可能性も心配してたから良かったと言われた。

えーーっ、入院!
そんなこと微塵も考えてなかった。


元気になるために野菜スープが飲みたくて、
父の車で送迎してもらってることをいいことに、八百屋に寄って帰ってきた私(笑)。


普段は、扁桃体が低活動すぎん?と思うぐらいの夫なのに、
昨日の尋常ではない私の様子を見て不安になったのかもしれない。
大腸炎についても、ネットでいろいろ調べたのだと。

確かに、出産と並ぶぐらい痛かったような気もするし、人生の中でそれぐらい危機的状況だったかもしれない。

でも、私、全然不安にならなかったよ。不思議。




小さい頃から、何かと不安になりやすかった私に対して、
私の母は「なったらなった時のこと」と言うのが口癖だった。

いやぁ、そんな事言われてもさ、実際なったらどうすんのさ?
と思って不安まみれで生きてきたけれど、
今なら私も言えそうだ。

「なったらなった時のこと」




集中瞑想に取り組んだことと、
先日の次男救急車今ここ大集合事件により、
余計なものが全て吹っ飛んだことによる恩恵は今も続いています。


そして、先程、お粥で食べる瞑想をして、
感謝の気持ちとともに、ふとこんな思いがわいてきました。

赤ちゃんが人生で初めて口にするような10分がゆ。
私、もう一度産まれてきて、ここから新しい人生が始まるのかも?

今なら、どんな私にでもなれそうな気がします。


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