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【海外幼児教育&保育】子供のストレス原因
こんにちは!
カナダのカレッジで幼児教育・保育を勉強中のNorikoです。
今回のお話は、私がカナダのカレッジで学んだ「子供のストレスの原因」についてです。
前回、子供も日々ストレスを感じることがあるとお伝えしましたが今回は具体的に子供がどのような時にストレスを感じるかを紹介します。私がカナダで幼児教育者の資格を取得する上で学んだ子供のストレス要因はとっても身近で毎日の生活の中で起こる小さな出来事ばかりでした。
2歳半から4歳の子供が日々感じるストレスの要因:
保護者と離れる時
心地よくいた場所から別の場所へ行かなければいけない時
兄弟とのいざこざ
刺激がたくさんありすぎて疲れを感じた時
欲しいものや、して欲しいことが伝えられない、伝わらない時
からかわれた時
新しい人たちに会う時
やらなければならないことが多すぎる時
自分の大切なもの(おもちゃや身につけるもの)が見つからない時、無くした時
新しい食べ物や飲み物を試す時
よくわからない新しい出来事が起こっている時
お友達との別れ
家でのルールと外でのルールが違う時
トイレトレーニングを始める時
4歳から5歳は上記に加え:
時間に遅れると感じた時
良い子でいるべきだと感じた時
失敗するかもしれないと感じた時
予定がパンパンで忙しすぎる時
人前に出ないといけない時
お友達やクラスメートとうまくいかない時
ニュースなどで悲しい出来事を見た時
以上が子供がストレスを感じる要因の一部です。大人がストレスを感じる時と似ていますよね。大人と同じようなストレスを子供も日々の生活で感じるようで、でも小さな子供はそのストレスがどのくらい続くのか、どうやってストレスを解消するのかを知りません。
ストレスの感じ方やポイントは子供によって違います。子供がストレスをたくさん感じていると身体や心、日々の行動にそのサインや症状が出てきます。その症状やサインとは、
身体におこる変化:
筋肉の硬直、頭痛、腹痛、呼吸が浅くなる、心拍が上がる、口が乾く、寒気、冷や汗、睡眠障害、倦怠感、物音に敏感になる、など。
心におこる変化:
集中力が欠ける、忘れっぽくなる、創造性がなくなる、問題解決力の低下、話しかけても反応が薄い、など。
感情の変化:
落ち着きがない、いつもビクビクしている、衝動的、激しい感情、心配性、苛立ち、悲しみ、怒り、パニック、神経質になる、興奮状態になる、など。
行動の変化:
ぐずぐずずっと機嫌が悪い、まとわりつく、噛む、蹴る、コントロールできなほどに泣く、髪をいじる、指を吸う、爪を噛む、友達や家族と喧嘩する、学校で問題を起こす、成績が落ちる、食欲不振、食べすぎる、悪夢をみたりなどの睡眠障害、など。
前回お話したように、子供のストレスは長期間溜め込むことで様々な影響が生活の中で出てきます。上記のサインや症状が子供に見られた時は大人の適切なサポートが必要になります。
次回はそのお話ができたらと思います。応援よろしくお願いします。
参考文書
Psychology Foundation of Canada's "Kids Have Stress Too!" Program. (2009). KHST! Preschool and Kindergarten Program.