「それで？」を繰り返すと見えるもの
私は漢方薬のカウンセリングをしているのですが、ほとんとがお悩み相談なんです。
漢方薬の処方決めをすることも大切ですが、それはお話の中で見えてきます。
その方がどんなことで悩んで、何に行き詰まっていて苦しいのか…
それが見えてきたときに、顔がパッと明るくなります。
その瞬間、この仕事好きだなぁ～と思うのです。
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アウトプットのお手伝い
神戸市中央区の咲美堂漢方薬房で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。きた池田のりこです。
漢方薬店では、症状の対症療法だり「イメージを膨らませて感覚を身につけて実践する」ことを大切にして、中医学・薬膳と九星気学を伝えています。
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悩みがない人なんて、いないと思います。
もちろん、私にもありますよ。
悩み自体は悪いことではないですが、その悩みに飲まれてしまうと良くないです。
頭の中がグルグルする…
同じことばかり考えてため息が出る
どうしたら良いのか分からない
そういうときは、言語化したりアウトプットすると「そういうことか！」と見えることが多いです。
私の漢方相談では、そのアウトプットができるように話を聞いています。
解決するのはご本人で、私が解決する訳ではないので、一通り話を聞いてから体験談や「こういうことはどうかしら？」ということを伝えます。
心の病気は悪くない
最近ご相談で多いのが、心の病気に関すること。
一昔前と比べて、心の病気の病名が増えたな…と思います。
それだけ困っている方が多いのでしょうね…。
私もうつ病や適応障害や不眠症になったことがあり、とても辛かったです。
病院からは安定剤が出され、会社や人と距離を取り、とにかく休養を取るように言われました。
確かに距離を置くことで、大きなプレッシャーや緊張は減りました。
でもそれと同時に、「復帰できないんじゃないか」という不安も出てきました。
休むことは、大事なことです。
疲れているなら、ゆっくり休みましょう。
でも、休むだけでは解決できないことがあるのも事実。
しっかり自分と向き合って、これからどのような選択をしていくのか？を考えることも大切だと思うのです。
心の病気はちょっとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、内臓の病気と同じようなもので、ちょっとバランスを崩しただけ…。
しっかり整えていけば良いのです。
「心の病気になった自分なんてダメだ」なんて思わなくていいから…。
「また心の病気になるんじゃないか…」と思うこともしなくていい。
そのときと同じ選択をしなければ、ならないから。
自分と向き合う
まずは自分が何を選択したのかをきちんと見て、「これからはそれを選択しないぞ！」と決めることがいいんじゃないかな…と思います。
怖かったのなら、何が怖かったのか。
辛かったのなら、何が辛かったのか。
寂しかったのなら、どうして寂しかったのか。
この気持ちをうやむやにしたままだと、何かちょっと躓いたときに過去の自分がフラッシュバックしてしまいます…。
私もあるんですよ。
つい先日もありました。
友人からの言葉が辛くて悲しくて、「そんな言い方しなくても…」と思いました。
昔の私なら、言い返したり、感情的に訴えたかもしれません…。
でも、それで過去に余計に辛い思いをしたので、何も言わずその場を去り、今も距離を置いています。
その人が嫌いなのではなく、その言動が辛かっただけなので、またいつか良いタイミングで話せるだろう…と思って。
その人のストレスが溜まっていたのかもしれないし、何か辛いことがあったのかもしれないし、私の話し方が気に入らなかったのかもしれないけれど、「なぜ？」と考えても分からないものは分からない…。
「それよりも楽しいことを考えよう！」と思って、今年の旅行の計画を考えることにしました。
楽しいことを考える
あなたにとって思わずニヤニヤしてしまうことってなんですか？
考えただけで楽しいこととか…。
私は美味しいものを食べているときや、きれいな景色を見ているとき。
そして、プレゼントを考えているとき。
ちょっとした手土産とかも、「これ好きだろうな」とか考えるのが好き。
歩くこと、本を読むことも好き。
ステキなホテルに行ったり、レストランに行くのも。
そういうことを考えていると、ネガティブなことは思い浮かばないでしょ？
だから私はネガティブに偏り出したら、楽しいことを考えるようにしています。
そうするとちょっと心に余裕ができるので、「それで？」という質問を繰り返していきます。
辛かった…「それで？」と聞く。
悲しかった…「それで？」
もっと優しく言ってほしかった…「それで？」
私だってがんばってるのに…「それで？」
認めて欲しい
という感じ。
認めて欲しいのであれば自分で認めればいいし、認めてもらえるような行動をすればいいですよね？
「普通は」とか「サイテー」とかじゃなくて、事実に対して感じたことを深堀りしていくと、自分の本心が見えてきます。
それをしっかり認めてあげること。
すると、なんとなく心がほっこりあたたかくなります。
ひとりでするときは、紙に書くといいです。
誰かと話すときは、じっくり聞いてくれる人に話しましょう。
持論を展開して解決しようとする人に話しても、自分の言葉は出てこず疲れるだけです…。
私の漢方相談では、こういうことをよく話しています。
体調とは関係がないように思いますが、感情や思考と内臓は密接に繋がっています。
いくら漢方薬で内臓を整えても、感情や思考が変わらなければ同じことを繰り返します。
お話しに来て下さいね。
漢方薬はいらないんだけど…という方は「薬膳・その他のご相談」の枠があるので、そちらでご予約下さい。
一緒にモヤモヤを解消して、心も体も整えていきましょう！
最近のご相談内容は…
・勉強してもすぐに忘れるから落ち込みます
・トイレの場所を確認しないと不安になります
・職場の同僚の言葉に傷ついています
・親とケンカしました
・お父さんのことが嫌いです
・私なんかが◯◯をしてもいいのでしょうか？
・彼氏と別れて毎日泣いています
なんでも聞きますよ～！
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それでは、明日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう～♪
おしまい。
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