喜びを持って生き、喜びを持って仕事をする
お友だちから写真集をいただきました。
数ページめくったところで涙が止まらなくなりました。
ベストなタイミングでやってきたご縁に感謝します。
「すべてを楽しむ」覚悟
心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。
お友だちのTAKAさんが「写真集をプレゼントしま~す!」とfacebookに投稿されて、「欲しいです~!」とメッセージを送り、今日届きました。
「病室写真家TAKA 傾斜45度 高さ1mの世界」
「余命3年を宣告された血液ガンの作者が、病室から取り続けた写真」と帯に書かれています。
9年ほど前からFBのお友だちだったのですが、なんとなく投稿を見ていた…という感じでした。
2016年に体中の骨が溶けていく多発性骨髄腫だと分かり、いきなりベッドの上だけの絶対安静からのスタートだったそうです。
猛烈な痛さで、人が目の前を歩くだけでも激痛、くしゃみひとつも苦痛…。
そんな中でも、「何か楽しみを見つける」大切さを感じて、好きなカメラを病室に持ち込んで写真を撮り続けました。
その写真集です。
傾斜45度は許されたベッドの角度。
高さ1mは車いす移動を許された目線の高さ。
「そんな状態で写真が撮れるの?なんでそんなにがんばれるの?」と思いました…。
でもTAKAさんは、こう言うのです。
「せっかく入院できたのだから、闘病生活のすべてを楽しんでやろう!」
「がんばる」んじゃなくて、「楽しむ」ということをされていたんですよね。
いつもFBの投稿で書かれている言葉は、「Enjoy All !!」。
なんだかもう、本当に自分がちっぽけで恥ずかしくなって、次のページがめくれませんでした…。
「すべてを楽しむ」って、どんな感覚なんだろう…。
怖くないの?
辛くないの?
しんどくないの?
自暴自棄にならないの?
私は過去に2回大きな病気をしていて、ひとつは今の仕事をするきっかけにもなった重度の子宮内膜症で、もうひとつは心臓です。
子宮内膜症は3年で完治し、心臓は8年前に手術をしたのに去年再発して、一時は心身ともに大きくバランスを崩しました。
「すべてを楽しむ」なんて、私が病気のときに考えられませんでした。
でも、今なら分かる気がします。
魂が喜ぶことをやる
言葉にするのは簡単だけど、実践するのは難しいです…。
自分の魂が何を喜ぶのかを知らない
腹の底から願うことを知らない
と、できないですものね。
薬膳スクールの受講生様や漢方相談のお客様で、「何をやりたいのか分からない」という方が多いです。
私も少し前まではそうでした。
でも、最近はそれが明確になり、それに本気に打ち込めるようになりました。
私の魂が喜ぶことや、心底願っていることは、「みんなが薬膳を知っていて、当たり前に薬膳がある世界を作ること」です。
そして、ちょっとしたことなら自分で診断して食べもので整えて、本当に必要なときに適格な医療を使えるようにしたいと思っています。
でもそれは、世の中を変えようとか、政治を変えようとか、国を変えようということではなく、「そういうことを中医学と薬膳ならできる」ということを知ってほしいのです。
そして、それが波紋のように広がっていってほしい。
もちろん、すべてが中医学で解決できるわけでもないし、西洋医学も大事です。
「西洋医学が正解」ではなく、「もう少し違う角度からも見てみようよ」と言いたいのです。
そして、外に情報を求めるのではなく、「大切な愛する自分を見よう」と。
病気を調べて不安になるのではなく、自分を見てあげよう…と。
そのために活動をしています。
だから、どれだけ辛くてもしんどくても、がんばれていました。
でも、気づいたんです。
がんばるっていうのは、頭で考えていることなんだなって…。
昨日もそのことについて書いているので、よかったらこちらの記事も読んで下さいね。
https://note.com/noriko_ikeda/n/n2d395133c124
それを「心から感じる」ということに替えてみました。
すると、いろいろなことが良い方向に動き出したのです。
どれだけがんばっても(頭で考えているから)結果が出なかったけど、ワクワクする気持ちで楽しみながらやっていたら、次々と結果が出ました。
一瞬、「何が起きた?!」と思いましたが、頭で考えることから、心で感じるように替えただけ。
TAKAさんの文章を読んでいて、改めてこのことについて感じることができました。
人との付き合いを考える
最近ずっと感じていることが、人との付き合い方。
無理して付き合ったり、我慢するのも違うし、だからといって「この人嫌い!」というワガママなのもちょっと困ったもの…。
どうやって付き合っていこうかな…と思ったときに、魂で関わっていきたいと思いました。
考え方が180度違っていても、魂レベルで同じだったら受け入れられます。
逆に同じ考え方でも、魂レベルが違うとムリです…。
「何を大切にするか」ということが近くないと、しんどいな…と思いました。
だからといって、相手を否定するのではなく、ただ「合わない」ということを受け止めて、それなりに付き合えばいいのかな…と。
そして、会えなくても、喧嘩ばかりしても、魂で付き合える人を大切にしたいです。
明日は、そのメンバーたちと食事に行きます。
考え方や表現の仕方は違うけど、根っこが同じなんです。
だから、彼女たちといると落ち着きます。
「今」を楽しく生きる
そんなことを考えているときに、TAKAさんの写真集が届きました。
見開きでこの2つの言葉が写真とともに書かれていました。
同じ場所の写真ですが、光が違うのです。
このページを開いたまま、しばらく眺めていました。
「心のスイッチ」は、言い換えれば「覚悟」なのかもしれない…。
「あ、これね!プチッ!」という軽いものではない…。
きっと何度も悩んだり、怖かったり、震えたりすると思う…。
でも、押したら世界が変わるんだよね。
それを私も経験しました。
「生きる喜び」をもつ
「あなたがもしガンになって、辛くて苦しい闘病生活をすることになっても、楽しい入院生活を送れるコツを伝えます」と、TAKAさんは書かれています。
それは、「生きる喜びをもつ」こと。
あるがまますべてをあるがままに受け入れて、すべてを楽しもうと決める…。
その結果、検査結果が良くなり、車いすで移動したり、杖をついて階段を上り下りできるようになったそうです。
「余命3年」と言われてから6年、今も治療は続いていますが、TAKAさんの投稿はとにかく明るいです。
いつも元気をもらえます。
本の最後に、半崎美子さんの曲の「明日へ向かう人」の歌詞について書かれていました。
「喜びを持って生きる
喜びを持って仕事をする」
同じようなことを先日仲間たちに伝えました。
どう感じたかは、正直なところ分かりません…。
でも、私は「そう生きる」と決めたのです。
そんなときにTAKAさんから写真集をいただいて、ひとつステージを上げてもらったように感じています。
ありがとうございます。
今日もバッタバタの1日でした。
体はとても疲れたし、肩も首も腕も頭もガチガチに凝っていますが、心はとっても爽快です!
仕事ができることが、とにかく嬉しくて楽しいのです。
以前はセミナー準備がしんどいな…とか、後片付けが面倒くさいな…と思うこともあったのですが、今日はお客様の笑顔を考えながらしていると楽しくて。
明日来てくださる方が薬膳を楽しいと思って、ひとつでも実践して、少しでも誰かに伝えてくれたら、私の夢に一歩近づく…
笑顔になれる人が増える!!
そう思うと嬉しくて、楽しくて、ありがたいのです。
私が原因不明の病気で人生を諦めて、どん底に落ちたときに、病気の原因が分かって「生きていいんだ!」と思えたことがどれほど嬉しかったか…。
辛い思いをしている方、病気で何かを諦めた方、そんなご家族や大切な方を見て辛い思いをされている方に、診断力と食べものを選ぶ力をつけてほしい。
なにか解決策が見えるかもしれないし、変わらなくても感じ方が変わるはずです。
そのために、私の15年の経験を伝えたいと思っています。
「タダで教えすぎ」とか、「もっとお金を取れ」とか言われることもありますが、そこはあまり考えていません…。
会社を経営しているので、利益を出すことは大事です。
でも、私は「薬膳が普通にある文化」を作りたいのです。
注射を打つにのは資格がいりますが、食べものを選ぶ薬膳は誰でもできます。
何歳からでもできるんです。
自分だけじゃなくて、誰かのお役に立てる、ありがたい、ありがたい学びです。
自分も楽しくて、誰かのお役に立てて、感謝されて、みんなが笑顔になれる学問って、そんなにないと思うんです。
だから私は、これからも伝えていきます。
セミナーや講演をしたり、店舗やオンラインショップで薬膳素材を販売したり、漢方薬処方を選んだり、講師を育成したり、企業様で研修をしたり…
掃除も、金種表を書くのも、パソコンのメンテナンスをするのも、すべてそこに繋がると思うと楽しくなります。
「手段にこだわらず、目標や目的を考えて行動する」「大切にしたいことを大切にする」ということを以前から言い続けてきましたが、TAKAさんの写真集を見て、改めて心に強く決めました。
TAKAさん、ありがとう。
写真集、大切にしますね。
癒されたり、元気や勇気をもらえる写真ばかりです。
TAKAさんの写真集はAmazonで購入できます。
ぜひ手にしてください。
おしまい。
セミナーやイベントは、リットリンクから御覧くださいね♪
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 サポートも嬉しいですが、「スキ」ボタンや「フォロー」がとても励みになります♡