体がだるくてやる気が出ない、貧血タイプの女性たちのために佃煮作ってみました!
漢方相談のお客様で、ちょっと立ちくらみがしたり、体がしんどくて頭が働かない…という方が増えています。
私はとっても元気なんです!
それは、きっと、いやぜったい薬膳してるから♡
汗をかくと貧血になる?!
心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。
漢方相談で来店されるお客様の第一声は、「暑いですねぇ~!!」。
いやほんと、毎日暑いです。
と言っても、私はほぼ屋内にいるので暑さは感じないのですが、たまにコンビニに行って帰ってくると、無言でうちわをバサバサ…。
たくさん汗をかくと疲れるし、血が足りなくなって足がつりやすくなります。
ということを書こうと思ったら、去年書いていました!!
漢方医学でいう血は、血液だけでなく、栄養たっぷりの液体を全身に届けてくれています。
内臓、肌、つめ、筋、目、心、脳、髪…など。
血が減ると、内臓の働きが悪くなり、肌は乾燥してカサカサして、つめは縦線ができて弱くなり、筋がつって、目が疲れやすく、気持ちが揺れたり、思考力や判断力も低下します。
貧血のような症状も出やすくて、立ちくらみを起こす方も多いです。
夏は貧血になりやすいし、そのまま放置していると、秋にお肌がカッサカサになってしまいます!!
秋といっても二十四節気では8月9日が立秋で秋のお誕生日。
お盆を過ぎたころから雲が少しずつ変わりますが、あと1ヶ月もすれば自然界の気は秋の乾燥に変わるのです。
気づいたら、肌ものどもカサカサ…ということにも。
もともと血が少ない方は、要注意です!!
血を作るためには、血の材料である気と津液(体に必要な水分)があり、製造工場が稼働する必要があります。
製造工場は脾という消化吸収システムなのですが、湿気と冷えが大嫌い。
多湿の日本では脾が弱りやすいのです…。
冷たい飲み物で冬眠する内臓さんたち
暑いと冷たい飲み物をよく摂ったり、そうめんなどの冷たい食事が増えますよね。
料理をするのも暑いし、食べやすくて美味しいので私も好きです。
でもでも、冷たいものって内臓を冬眠させてしまいます。
しかも、エアコンが利いている室内に長時間いる方は、エアコンでも冷えています。
内臓が寒いと感じていても、私たちはなかなか気づきません…。
軟便や下痢になったり、胃痛がして始めて「冷えたかも!!」と思いますが、それでは遅いのです…。
辛いものや温かいものを食べて透明の鼻水が出たら、お腹がめちゃくちゃ冷えているという証拠なんですよ。
ご飯炊いて佃煮作ったよ!!
ということで、湿度が高くて弱りやすい脾をご機嫌にして、血の材料である気と津液を作って、血を増やすご飯を作りました。
まずは、とうもろこしご飯。
お込めを研いで茹ではとむぎと咲美堂の「薬膳スープのもとケンピ」と一緒に浸水させておきます。
土鍋にあるパックが「薬膳スープのもとケンピ」です。
ケンピは「健脾」と書いて、消化吸収システムを元気にすることなんです。
その働きがある生薬をパックにして、出汁として使うことができます。
土鍋に入れて、お塩ととうもろこしを入れて炊きます。
その間に、切ったゴーヤをさっと茹でて、水で戻しておいた金針菜を切って、袋の中でもみもみしてから水で戻しておいた白木耳の水を切ってスタンバイ。
ゴーヤを入れて火が通ったら、金針菜、白木耳の順に入れて炒めます。
砂糖、醤油、みりん、酢、クコの実を加えて汁気がなくなるまで煮詰めて、最後にすだち七味を振りかけました。
白ごまを振ってできあがり。
ご飯が炊きあがったら、とうもろこしとパックを取り出します。
茹でていた枝豆を加えて混ぜたらできあがり!
本当は豆腐の上に佃煮を乗せるつもりだったのに、なぜかお味噌汁に豆腐を入れてしまい…
作り置きを並べた晩ご飯に…(笑)
お味噌汁は、豆腐とひじきとなつめで。
ご飯、とうもろこし、枝豆:健脾
ゴーヤ:暑さでこもった熱感をクールダウン
白木耳:呼吸器や肌に潤いを届ける
クコの実:エイジングケアと潤い補給
金針菜:鉄分が豊富で血を作る
七味:内臓を温める
豆腐:体に必要な水分を作る
なつめ:心と体に栄養を与える
ひじき:精神的に落ち着かせる
金針菜がとにかくいい!!
家で食事をするときは必ず食べているのですが、立ちくらみや目が見えにくいのがなくなって、気持ちも穏やかになりました。
めっちゃ良い子やわぁ~金針菜ちゃん♡
なのに、なのですよ…
衝撃の事実をお伝えします。
入荷したものが完売して、店舗・オンラインショップともに欠品しております…。
本当にすみません…!!
現在、大急ぎで袋詰作業を依頼していますので、もうしばらくお待ち下さいね。
オンラインショップでお気に入り登録しておいてもらえると、入荷次第アナウンスが届きます。
白木耳はこちら。
https://shop.shobido-kanpo.com/items/58765590
クコの実も、薬膳スープのもとも、お味噌汁に使ったなつめも、オンラインショップでお買い求めになれます。
作り置きについては、こちらを読んで下さいね。
お昼ご飯は、毎日スープジャーでお粥を作って持って行っています。
4月から続けているのですが、すこぶる調子が良いです!!
やはり自分の内臓に目を向けてしっかり食べもの選び、毎日少しずつでも薬膳をしていると体はご機嫌でいてくれますね。
だから、無理をしないというのも大事です。
暑い夏に長時間キッチンに立つのもしんどいし、できるだけ時短がいいですよね。
8月の暮らしに活かす薬膳セミナー「実践編」では、「体質別夏バテ予防の薬膳スープ」についてお話します。
調理実習はなく、座学です。
通学(神戸市中央区)・Zoom・録画配信で受講いただけます。
録画は受講生様全員にプレゼント。
何度でも復習していただけますよ!
詳細とお申し込みは、こちらをご覧くださいね。
手も足もむくまず、こんなに元気な夏は久しぶりかも…。
いや~ほんと、薬膳ってステキ♡
みなさんにも知ってほしいなぁ~!!
おしまい。
その他のイベントやセミナーは、リットリンクから♪