薬膳のパワーを最大限に引き出す「心地よい空白」とは
みなさんは、「無」になれますか?
私ね…苦手だったんです。
常に頭の中がグルグルしていて、「無」にできなかったんです。
クリスタルボウルの演奏を聞いていても、「あ!」と思い出したり、ふわっと考え事をしていたり…。
でも、最近は「無」を「無」なりに楽しめるようになりました。
ちょっとヘンな言い方だけど…。伝わるかな…?
感情に引っ張られる私が、「無」を体験できるようになったのは、自分を認めることができたからだと思います。
感情は、感情。
泣いても笑っても、怒ってもいい…。
「その後が大切だよ」と教えてもらってから、「無」になれるようになりました。
「無」、いいですよ!ということを書いてみます。
空を見上げる朝
神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。
薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。
今日も東の吉方が取れる日だったので、出勤前に行ってきました。
「時間がない!!」「忙しい!!」と走り回っていた私が、最近はちょっと余裕があるんです。
仕事量は減っていません。
むしろ増えています…。
本当に事務スタッフがほしいですー!!
では、その忙しい中で「心地よい空白」である「無」の時間を取れるのはなぜかというと…。
感情をポイッとしたり、余計なことをハサミでチョキチョキできるようになったから。
ちょっと不思議な表現だけど、この表現が私にはピッタリで…。
公園のいつもの木陰に座って、アイスコーヒーをひとくち飲むのが、儀式のよう。
「さてと…やりますか!」というように、スマホをバッグに入れて、ひたすらボーっとする…。
目の前の芝生を眺めたり、空を見上げたり。
公園には、いろんな人がいます。
芝生に寝転がっている人
コーヒーを飲んでいる人
赤ちゃんと過ごしている人
ダンスの練習をしている人
ハーモニカを吹いている人
電話でペコペコしている人
ノートパソコンをカチャカチャしている人
良いとか悪いとか判断せず、ただただ眺める…。
みんな違うことをしているけど、今この場所で過ごしているのがなんか不思議でね。
ふと空を見上げると、さっき見た雲と違う…。
同じ空なんて、ないのです。
でも、空は空で変わらない。
これって、人間も同じだなぁ~と思うんですよね。
感情を感じて、ポイ!
昨日来店されたお客様とも話したのですが、感情とか感覚とか捉え方ってみんな違いますよね。
生きていればいろいろなことがあって、楽しいことも悲しいことも、腹が立つことも落ち込むこともあります…。
私は親から「感情は出しちゃダメ。波風を立てないように無難に生きなさい」と育てられたので、感情のコントロールが苦手でした。
もちろん、親は私のことを思って言ってくれたことは、分かっています。
でも、それに随分苦しみました…。
最近では、感情はすべて吐き出します。
友人に話すこともあるけど、ほぼほぼノートに書き出しています。
ひとりでブツブツ言うこともあります…(笑)
出し切ったら、「そういうことも、あるよね。しゃーない!(関西弁で「仕方がない」という意味)」とゴミ箱にポイッと捨てます。
嫌な感情も蓋をせずに出して、「そう感じたのね」と処理を。
これは私が考案したわけではなく、「やってごらん」と教えてもらったこと。
「嫌な感情が続くときや、辛いことを思い出したら、それはそれで良しとして、手をハサミにしてチョキチョキってやってごらん」と。
私はこれで随分ラクになりました。
モノやコトがあることは変わりないけど、距離ができることでラクになるのです。
脳の余白を作る
頭の中には、処理しきれていない感情がたくさんありました。
それを一掃すると、心や脳に余裕ができました。
そしてなんと時間にも。
だから仕事が忙しくても、毎日しっかり睡眠時間を確保できています。
だいたい7~8時間ぐらい。
処理していない感情を無駄に溜め込まないようになったら、「無」になれるようになったのです…。
以前は、頭の中がギュウギュウだったんですよね。
「無」になると、五感を感じることができて、ありのままを受け入れられるようになりました。
すると、イライラしたり、ストレスが多いと感じることが激減したのです。
何事も余白が大事ですね。
特に「心と脳の余白」が…。
会社の経営をしていると、いろいろなことがあります。
お金のこと、スタッフのことなどは、特にしんどい…。
そんなときは、脳の余白はなくなります…。
何にも見えないし、聞こえないし、感じない…。
何度も経験しました。
でも、そういうときこそ「余白」がいると思います。
ボーっとする時間、大事です。
良い環境にいることも、大事です。
だから、お掃除っていいんでしょうね。
自分のために作るお料理もいいですよ。
すごいことなんて、しなくていいから。
できることから、やってみましょう。
薬膳って簡単!
ご飯とお味噌汁だけでもいい。
自分のために丁寧に作って、「おいしい」という感覚を大切にしてほしいです。
そこに薬膳の知識が加われば、素晴らしい食事になります。
「今日は疲れたから、お味噌汁の具はじゃがいも」
「雨でむくんでいるから、わかめのお味噌汁」
でも薬膳です。
薬膳には正解はなくて、できる範囲ですればいいんです。
私は週にいちど作り置きをしていますが、それができないときは外食やテイクアウトのときに、自分にあった食べものを選ぶようにしています。
「できなかった…」よりも、「少しだけどできた!!」を増やした方がいいよね。
自分なりの「ちょこっと薬膳」をスマホのメモに入れておくといいですよ。
しんどいときって頭が働かないから、そのメモを見て「そうだ!これ食べよう!」と思えます。
目標は替えてOK。
しんどいときは、どーんと目標を下げて「冷蔵庫の扉を開ける」ぐらいで十分なのです。
薬膳で笑顔になるために
「元気になりたい」「キレイになりたい」と思って薬膳をする方は多いと思います。
でも、食べものを選んで食べるだけでは、そうならないのです…。
食べたものが勝手に栄養になってくれません。
内臓さんがお仕事をしてくれるから、栄養に変わって全身に届けられるのです。
その内臓さんは、自然界の気の影響を受けます。
年中同じ環境ではないので、整えてあげる必要があります。
衣替えをするようにね。
そして、その内臓さんは私たちが感じている感情の影響を「大きく」受けます。
つまり、感情のお掃除をしないと内臓のお掃除もできないということ。
製造工場がボロボロで、働いている人が元気がなくて、良い商品を作って出荷できますか?
内臓が働かなくて、栄養を作ったり必要な場所に届けられなくて、健康で美しい心と体を作ることができますか?
「頭痛?じゃ、これ食べて」なんてことでは、望む結果はやってこないのです…。
それじゃ、対症療法…。
薬膳を対症療法で終わらせてほしくないんです。
「食べる」ことが目的ではなく、あなたの「ありたい姿」になる(戻る)ことが目的です。
「木を見て森を見ず」ではなく、視座を替えながら自分を外から内から観察しましょう。
咲美堂中医学院は、食べものをお話するだけのスクールではありません。
「なぜその症状が出ているのか?」「どうやって整えるのか?」をお伝えしています。
薬膳のベースである中医学の学びから、自分としっかり向き合ってご機嫌に過ごしましょう!
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今日、『薬膳のパワーを最大限に引き出す「心地よい空白」とは』というnoteを書こうと思ったときに、この記事を読みました。
なんてタイムリー!!
ぜひ読んで見て下さいね。
それでは、週末も心と体とご機嫌を整えて、笑顔で過ごしましょう~♪
おしまい。
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