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学んだことをどんどん活かそう!薬膳の学びはインプット×アウトプット

SNSを見ていると、たくさんの薬膳情報を目にします。
薬膳に興味を持ってくださる方が増えるのが、とっても嬉しいです!!
今こそ薬膳を学ぶとき。
学んだことをもっともっと活かして欲しい!!

本物の中医学理論を楽しく学ぶ

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

私が薬膳を学び始めた20年前は、「薬膳」という言葉が認知されておらず「薬でしょ?」と言われていました。

今では「薬膳」の認知度が上がって、興味を持って下さる方が増えて、とても嬉しいです!

いろいろなスクールや学び方がありますが、どれが正解も不正解もないと思っています。

通信教育、ワンデーセミナー、お料理教室…など、みなさんの目的や目標に合わせて選んで下さいね。

私は料理がそれほど得意ではないですし、テーブルコーディネートのセンスもまったくありません…。

だから、お料理教室をする方に憧れます。

私が得意なことは何かというと…

◎難しいことを楽しく伝える
◎理解できるまで説明する
◎例え話を交えて伝える
◎自分の体験談を話す
◎その場の雰囲気で話す内容を変える

…などです。

毎日、漢方カウンセラーとして漢方薬のカウンセリングをしていて、臨床現場での実績が多くあります。

そのため、教科書では教えてくれないような経験(失敗談も含む…)がたくさんあるんです!

それをセミナーでお伝えしています。

中医学のテキストって、漢字が難しいんですよねぇ…。

数ページで眠りを誘います…。

すごく良い内容なのに、入口で躓いてしまうことが多いので、「楽しく学ぶ」をモットーにしています!

長いお付き合いの卒業生様は「センセ、小芝居の腕上げたな!」と言うぐらい…(笑)

毎回必ず爆笑タイムがあります。

でも、内容は本格的ですよ。

何かの本や誰かが言っていたことのコピペなんて、ありません。

数千年の歴史がある中医学と私の経験を掛け合わせて、今の時代に合わせた伝え方をしています。


「便秘にはこれ」ではない

薬膳の仕事をしていると言うと、このような質問を受けることが多いです。

「便秘がひどくて。何を食べたらいいですか?」

「そうねぇ。バナナ!」なんてことは、ないんです。

それだとみんなバナナを食べて、この世の中から便秘の人がいなくなっていますよね?

バナナを食べたら便秘が治る方もいれば、悪化する方もいます。

その違いは何でしょうか?

それは…
「便秘になった原因が違うから」です。

中医学(中国伝統医学)では、常に「バランスを整えて循環を良くする」という陰陽五行論で考えます。

陰陽は、ひとつだけではモノは存在できないという考え方。

「熱い」と感じるのは、「冷たい」を経験したから感じることで、ずっと「熱い」しか経験したことがない人は「熱い」が分からないのです。

ものごとには、すべて表と裏があり、何かが存在するためにはその裏にも何かがあるのです。

だから、今出ている症状にも原因があるんです。


人はもともと完成形

「なぜ?」その症状が出ているのか?を考えていくことで、「どのように」整えるのかを決めます。

人はもともとは整ったものです。
まんまるの状態。

そこから何かが足りなくて欠けたら、足りないものを足して元のまんまるに戻します。

余計なものがあったり、歪んでいたら、余計なものを取って整えて元のまんまるに戻します。

やるべきことは、2つ。

  • どのようにバランスが乱れているのかを確認する

  • どのように整えるのかを決める


まず
「なぜこの症状が出ているのだろう?」をチェックします。

  • 外から影響を受けてバランスが乱れたのか?

  • 体の中のバランスが乱れたのか?

「どこでエラーが起きているのかな?」をチェックします。

  • 体の表面に近いところでエラーが起きているのか?

  • 体の中でエラーが起きているのか?

「温める・冷やすのバランスはどうかな?」をチェックします。

  • 熱いタイプなのか?

  • 冷えているタイプなのか?

「どのようなタイプかな?」をチェックします。

  • 必要なものが足りないタイプなのか?

  • いらないものが邪魔をしているタイプなのか?

このようにして陰陽バランスを見ていきます。


モノとしくみのバランスをみる

気・けつ津液しんえきが体を構成していると考えます。

この気血津液を作ったり巡らせたりしているのが、内臓たち。

モノがあるから内臓が動いたり巡らせたりできて
内臓があるからモノを作ることができます。

モノ同士でもバランスがあるし、内臓同士でもバランスがあるし、モノと内臓のバランスもあります。

  • 気血津液と内臓のバランス

  • 気・血・津液のバランス

  • 内臓同士のバランス

もチェックしていきます。

これらはお互いに影響し合うので、「これには、これ」という絶対的な見方はできません。

常に相対的にものごとを考えていくので、このあたりが難しく感じるかもしれませんね。

でも、この思考が身につくと、中医学の診断だけでなく、ものの見方や考え方も変わって来るんです。

これがおもしろい!!


食べものを「選ぶ」だけじゃダメ

薬膳の勉強を「食べものの勉強」と思っている方が多いですが、実は食べものの話は少しです。

診断する力がないと「こうやって整えますよ」というルールが決まらないので、多くの時間を診断力を養うために使います

最終的には食べものを選ぶのですが、「一覧表から選んだらいいよ!」というものではないんです…。

「これとこれを組み合わせると相乗効果で良い!」ということもありますが、その逆もあります。

「この方には胃腸を整える鶏肉がいい!」と分かっても、チキンソテーで胃腸にダメージを与えてしまう方もいます。

鶏そぼろにした方が良い方もいますよね。

食べものを消化吸収できる状態かな?
どういう調理法だったら食べられるかな?
ということを考えることも大切なのです。

もっと言うと、消化吸収システムがダウンしている人には「食べない」という薬膳を伝えることもあります。

人によって、違うのです。

だから、「便秘にはこれ」という食べものはありません。


アウトプットを前提にインプットを

中医学理論がベースの薬膳は、本当に奥が深いです。

でも、初心者は初心者なりにできて、プロはプロとしてできるのも薬膳のステキなところ。

「何ヶ月学ばないとできない」ということはないんです。

今のあなたにできることを、「楽しくする」ということをして下さいね。

知らないことを知るって、ワクワクします。

「あのときの辛い胃痛は、そういうことが原因だったんだ!」
「娘の生理痛はこれが原因なのね」
「原因が分かってスッキリした!」

こういう声をたくさん聞きます。

でもね、インプットだけじゃもったいない!!

せっかく学んだことをアウトプットして欲しいのです。

  • 自分の体調を整える

  • 友だちの話を聞いてみる

  • 楽しく食事をしながら薬膳の話をする

もちろん、最初からすべてがうまくいくはずもなく、躓くことも多々あります。

そこでまた調べたり勉強したり、相談したりして、インプットをしてアウトプットに繋げる…

これの繰り返しなんですよね。

でも、普段接する人って家族、会社の同僚、友人…など、そんなに多くない…

ワンパターンになってしまったり、諦めてしまったり…

お嬢様に「そういうのはいいから!」と拒絶されて凹んだり…


仲間と一緒に学ぼう!

安心して下さい!
咲美堂中医学院では、楽しく学んでアウトプットする場あって、シェアする仲間がいます!

「パーソナル食医養成セミナー」の
初級クラスは、中級クラスで学ぶ言語が分かるように
中級クラスは、上級クラスで実践できるように
上級クラスでは、テキストを見ずに考えられるように
学びます。

英会話に例えると…

初級クラス:アルファベットや簡単な文法を覚えて、少し聞き取れる
中級クラス:たくさんの文法を覚えて、日常会話が少しできる
上級クラス:日常会話ができて、字幕無しで映画を見る
という感じ。

中級クラスがとても大事だということが、分かりますよね?

卒業生のみなさんに聞いても「中級が苦しかったけど、すごく大事なことを学んだと思います。もっと勉強しておけばよかったなぁ」と言われて、再受講される方も多いです。

でもこれは、認定試験のために覚えることが多いからでした。

この春以降は、「合格するために覚える」ことはありません。

「覚える」よりも「理解して次に繋げる」ということが目的です。

しかも、楽しくね!!

事前配信動画で予習をして、セミナーを受けて、セミナー録画を見直して…としているうちに、分かってくることがたくさんあります。

セミナー終了後にお茶会(参加は自由)をしたり、私と話せる時間もあります。

遠足もあるよ!

まずは、当スクール卒業生様から受付を開始します。

薬膳インストラクター初級(旧薬膳アドバイザー)合格またはセミナーを修了された方が対象です。

当スクール以外の方で、薬膳の基礎が分かる方も受講していただけますが、受付は3/16(木)からです。

申込はできませんが、詳細を見ることができます。


《薬膳の基礎とは》
これらが理解できていれば、OKです!

  1. 天人合一、薬食同源、身土不二

  2. 陰陽五行理論、五行色体表

  3. 気血津液

  4. 食物の食性・五味・五過

  5. 施膳の基礎、季節の薬膳


「私、中級を受講できますか?」
「初級か中級かを悩んでいます」
「もういちど中級を受けたいです」
「受付開始日を忘れそう!」
「満席にならないように申し込みたい」
などがあればメール・LINEなどで送って下さいね。

毎朝私が7:50に送っている「今日の薬膳」LINE公式でもOKです。
https://lin.ee/JwnI9Im

咲美堂のお問い合わせLINEでもいいですよ。
https://lin.ee/JFuTSrF

咲美堂中医学院でのセミナーについてまとめたページです。


上級クラスは、即日で35名様満席となりました!!

中級クラスも受付後すぐに満席になるかも…です。

早めにチェックしておいて下さいね。

おしまい。



2023年春、薬膳スクールは「咲美堂中医学院」としてリニューアル!!
「パーソナル食医養成セミナー初級・中級・上級」が開講します。
最新情報は、こちらのマガジンから♡

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タイプをすぐにチェックして必要な食べものが分かる「薬膳手帳2023」
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自分を知ってご機嫌に過ごそう!「薬膳手帳2023」
https://yakuzentecho2023.hp.peraichi.com/

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池田のりこ 漢方カウンセラー・国際薬膳調理師
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