《漢方処方症例検討》寝ているときにトイレに行きたくて目が覚める
中医学・漢方薬・薬膳が大好きな方や、お勉強中の方に症例の弁証から投薬や薬膳について書いています。
今回の症例は、60代女性の「寝ているときにトイレに行きたくて目が覚める」です。
この投稿は途中まで無料で読んでいただけます。
ここまででもお勉強になると思いますので、ぜひ読んでみて下さいね。
有料部分は490円なのですが、2024年11月23日(土)18:30~11月24日(日)18:30まで300円で購入いただけます!
頻尿と夜間尿
神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。
薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。
問診日:2024年11月10日(日)
情報:Aさん(60代女性)
主訴:寝ているときにトイレに行きたくて目が覚める(11月になってから)
頻尿(1日に10回以上)
尿もれすることもたまにある(月に数回)
随伴証:
冷え症、眠い、疲れやすい
尿トラブルは腎だけじゃないことも
中医学や薬膳を学んでいる方なら、「尿=腎」と考えますよね。
頻尿や夜間尿の場合はそれでいいのですが、膀胱炎のときは肺が関係することもあるので、気をつけましょう。
どのような症例もそうなのですが、症状から考えるのではなく「なぜその症状が出ているのか?出ている人と出ていない人は何が違うのか?」ということを考えてみて下さい。
今回は「11月になってから、寝ているときにトイレに行きたくて目が覚める」が主訴です。
日中の尿回数も1日10回以上で多いですし、月に数回尿もれすることもあるということですので、間違いなく腎の問題です。
寒くなって症状が出ているので、これも確定判断に繋がります。
ただ、寝ているときに「トイレに行きたくて目が覚める」のと、「起きたついでにトイレに行く」のでは、まったく意味が違います!
尿量が増える原因
主訴が夜間尿や頻尿のとき、「尿を止める」ことを考えがちですが、中医学はいつも「なぜそれが起きているのか?」を考えます。
尿量が多い人と普通の人は、何が違うのか?
寝ているときにトイレに行きたくなる人と、そうでない人は何が違うのか?
なぜ冬にその症状が出ているのか?
なぜ歳を重ねるとトイレが近いのか?
一般の方にも分かるように、こちらに書いていますので読んで下さいね。
ここから先は、中医学の中級者以上で気血津液や蔵象を知っている方が対象の記事になります。
方剤(漢方薬)の選び方や違い、組成に合わせた薬膳も書いていますので、気になる方は記事を購入して下さいね。
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