「クーラーで冷えるなぁ~」と思っている50代以上のみなさまへ
今日の神戸は、朝からずっと雨ですが、私はとっても元気です!
湿度が高いからエアコンを除湿にすると、ちょっと寒いということありませんか?
でも、温度を上げると、もわっとする…。
デスクワークをしていて、立ち上がると膝が痛いというか重いというか…。
腰とかお腹を触ってみたら、なんだか冷たいなぁ…とか。
舌を見たら、「あれ?ちょっと白いなぁ…冷えてる?!」とか。
50代以上のみなさまなら、「分かるわーーー!!!」という方も多いと思います。
これね…
衝撃の事実をいいますよ…
加齢!!!
私たち、もうすでに腎陽虚に片足を突っ込んでいるのです…。
泣かないで~!
どうしたら良いかをお伝えしますね。
外見だけでなく、内臓も若くしましょう!
Let's 未病先防!!
50代と書いていますが、30代でもあり得るから、若い方も読んでね!
梅雨時期は健脾だけじゃない!
神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。
薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。
最近のワタシのセミナー、おもしろいのよ!!
自分で言うのもなんですが…
スタッフS子が「最近、えぇ感じやん!」と褒めてくれました!
健脾教の教祖様であり、肝脾不和撲滅委員会会長でもあるので、梅雨時期の脾の話には力が入るのです。
これこれ!!中級クラスで話したこと。
先日の上級クラスでは、受講生様同士(だいたい50代)が「やっぱり今は健脾よね~!」と話されていました。
そうそう!今は健脾よ~!!
でもね…
あなたたちは、それだけじゃダメなのよーーー!!!
疲れやすい人は陽虚になるよ!
体には活動して温める「陽」と潤わせて冷やす「陰」があって、どちらも必要です。
陽=ものや内臓を動かす「気」+「温める力」
陰=全身を潤わせる「血」+「潤わせる力」
陽が足りないことを「陽虚」、気が足りないことを「気虚」
陰が足りないことを「陰虚」、血が足りないことを「血虚」
といいます。
つまり、陽虚は気虚を含み、陰虚は血虚を含みます。
この図を見ていただいたら分かるように、気虚がある方は陽虚になりやすいですし、気虚が続くと陽虚になってしまうのです。
陽虚が突然やってくることはないのです!!
ジワジワ来ます!!
慢性疲労や過労の人は、一歩ずつ陽虚に近づいていますよ。
それだけじゃなく、持病がある人も!!
人間の体ってすごくて、自分の「気」が「なんで病気があるのよ~!病気ダメ~!えいえいっ!!」と戦いに行くの。
今もなお病気ということは、ずっと気がその戦いに負けている…ということ。
ものすごい消耗なのです。
持病がある人は、しっかり治しましょうね。
命の源の腎
中医学では「腎」という内臓が、すべての源と考えます。
西洋医学でいう腎臓機能以外にも、成長や生殖、ホルモン、エイジングとも関係があります。
この腎は、華麗…ではなく、加齢とともに弱っていきます。
(腎だけじゃなく、すべての内臓がそうだけどね)
この腎は、大切な陽や陰を溜めておく倉庫のようなもの。
今日は陽についてお伝えしますね。
(陰については、長くなるので改めて…)
陽を持っている内臓は他にもあるけど、腎はすべての内臓の陽のお父さん。
各内臓が陽を使い切ったら、腎のお部屋に行って「お父さん!陽ちょうだい♡」ともらうのです。
すると、腎父さんは「おぉ~!かいわいそうに!お父さんの腎をあげよう!!」とあげます。
この腎、若いときは元気なのです。
子どもたちに陽をあげて、大丈夫!!
でもね、加齢とともに腎も弱くなっていくのです。
腎の陽が足りないことを「腎陽虚」といいます。
腎陽虚は低体温だけではない
「腎陽虚は内臓の中でいちばんきつくて、超冷え症とか低体温」と覚えた方も多いと思います。
これは、認定試験に合格するためね。
でも、そんなに重症じゃない腎陽虚もあるの!!
急に低体温にならないしね…。
こういう流れなのよ。
加齢で内臓の力が弱くなる
↓
過労、睡眠不足、持病、脾虚などで気虚になる
↓
腎の気が足りなくなる(腎気虚)
↓
腎の陽が足りなくなる(腎陽虚)
えーーー?!
加齢で…って何歳から腎が弱るのーーー???
と思いました?
個人差はあるのですが、40代後半から。
自分の体に目を向けられている方なら「最近ちょっと疲れやすくて、冷えやすくなったな」と感じると思います。
腎の陽は、ガスコンロの火みたいなもの。
若いときは、中火でお鍋の水を沸かしていたけど、年を重ねると弱火になっちゃうのーーー!!
基本的に冷えるのよ…
だから、外気が冷たいと「あら、お友だち♡」と冷えを入れちゃうの。
もうね…
立派な腎陽虚なのよ。
分かります。
老眼と同じで、認めたくない気持ち、分かります!!
私もだからーーー(笑)
でも、認めましょ。
脾が弱いと老けるのが早い
「過労、睡眠不足、持病、脾虚などで気虚になる」と先ほど書いたのですが、脾虚がいちばん怖いのよ。
だって、脾は食べ物から体に必要な気血津液を作る製造工場。
その工場が稼働しなければ、何を食べても作れない…。
腎も気血津液が必要なのに、減っていくばかりで増えないと困るでしょ?
だから、脾虚の人は自然な加齢に拍車を掛けて、早く老けるの!!
脾が嫌いなこと、覚えてる?
1.緊張やストレス、忙しさ
2.冷え
3.湿気
4.思い悩むくせ
5.暴飲暴食
マイナス思考や絶対的思考は、老けるわよ~!!
補腎&健脾よ~!
なんだか書いていたら、鼻息が粗くなってきたわ…(笑)
腎を整えることを「補腎」
脾を整えることを「健脾」
といいます。
もうね、40歳を越したら毎日補腎&健脾しましょう。
50代以上の方は、必須よ!!
たまにブロッコリー食べたぐらいじゃ間に合わないから、消耗を減らしてどんどん作りましょ。
過労、夜ふかし、睡眠不足などでの消耗を減らして、脾を整えて適切な食べ物を食べて作る!
でも、脾は寒いのが苦手だから、内臓をしっかり温めて。
温度じゃなくて、「温める性格のもの」でね。
薬膳茶だったら、桂花とか艾葉とか。
薬膳だったら、ニラとか鶏肉とか、香辛料とか。
「えー?夏なのに?!」と思ったあなた!まずはやってみて。
オフィスや電車で寒いのは、クーラーのせいじゃないの。
あなたの腎の温める力が弱いから!!
腎、ぬくぬくしてね。
お風呂にゆっくり浸かったり、足元を冷やさないようにね。
腹巻きも必須よ♡
50代以上のみなさん、がんばりましょ~!!
元気でかわいいおじいちゃん、おばあちゃんを目指すなら、今よ!!今!!
ふぁいと♡
私も…ね。
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それでは、今日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪
おしまい。
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