【南仏在住】道徳より主張？フランスの小学生が学ぶこと

2012年からフランスに住んでます。

フランスと言えば「フランス革命」誰もが知る歴史ですね。
さて、［フランス人の国民性］フランスに住んで11年になる私の感想は、
１）愛国心が強い
２）主張が強い
３）デモが好き
注：あくまで「国民性」であって、全てのフランス人のことではなく「傾向がある」ということです♪ 

全て語ろうとすると長くなるので、今回は２）「主張が強い」について、娘が小学校で行っているアクティビティを紹介しながら簡単に私の見解を書きます。

主張が強いことは魅力的に見える一方、さすがに強すぎると目立ってしまうこともありますね、特に日本では。でもフランスではそれが「国民性」なので強すぎてもあまり目立ちません。もっと言うと、主張がない人の方が目立ちます。w　言い換えると、「謙虚さ」がゼロでも人間関係に全く支障ない、といっても過言ではないかもしれません。（日本の真逆？w）そんなフランスと日本の国民性、大幅な違いを見るのがとても面白い日々でございます♪　

日本の小学校では善悪の判断、親切さや正直さの意義、ルールを守ることの意義などを「道徳」という科目で学習しますね。フランスの義務教育にはその科目がありません。家庭内教育に委ねられているのでしょうね。それより「主張力」を学ぶアクティビティがあります。

2022年当時、彼女は9歳でした。100㎝×80㎝の大きな画用紙に
1．顔写真
2．名前
3．アイデア（地域のために自分ができること）
を書きます。［3アイデア］を20個考える宿題もありました。

これ、何を作ったと思いますか？

なんと！選挙ポスターです。（笑）

そして最後下に書いているのは、、、
Votez （娘の名前）et votre vie sera magnifique!
⇨（娘の名前）に投票してください、素晴らしい人生になりますよ！

なんと！主張力と自己肯定力の教育ですね！【なるほどフランス！】と思いました（笑）

道徳よりも主張力！といったら言い過ぎかもしれませんが、実際小学校の学習を見ていると「なるほど、こうしてフランス人は主張が強くなっているんだ～」と思いました。

最後まで読んで下さりありがとうございました。