【短い育児記録】しょんぼりした話〜絵本はまだ読めないから〜

児童館に行った日のことです。
その日はあいにくの雨で、児童館は貸し切り状態でした。
途中で、娘と同じくらいの月齢の0歳の男の子がママさんと一緒にやってきました。

おもちゃを広げてそれぞれの子どもが思い思いに遊んでいたところ、男の子が先程まで私が娘に読み聞かせていた何冊かの絵本に興味を持ちはじめました。

「絵本はまだ読めないから、こっちにしよう?」

そう言って、その子のママがおもちゃの車を見せました。
男の子はすぐに車の方へハイハイして、また遊びはじめます。

私は少ししょんぼりして、そそくさと絵本を片付けました。



私は、娘が生まれた時から絵本を読み聞かせています。
まだ目もはっきり見えないし言葉も何もわからないのはわかるけれど、私が絵本が好きだから。
言葉のシャワーを浴びせてあげましょう、と聞いたことがあるから。
いつもの日課にと決めたから。
いろんな色や言葉があるから。
絵本が読めないなら、見せて、読み聞かせてあげればいいじゃない。
絵本に早いも遅いもないんじゃないかと、私はその時思いました。


しかし、それぞれのご家庭の方針やお母さんの考えがあるので私は何も言わず、その後もニコニコと児童館でのひとときを過ごしました。




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