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I Survived the Galveston Hurricane, 1900 (#21)

全世界数十億人のタドラーのみなさま、ごきげんよう。
対象読者の年齢層が一桁台後半から二桁の”I SURVIVED”シリーズを続々と読破中。キリよくこちら、20冊目で堂々の完結かと思っていたらなんと今年、新刊が出たではないか。


お邪魔しますえ~

おばんです~
謎の天の声~

Wikipedia先生によれば、年間1冊ないし2冊のペースで刊行が続いているらしいで~

#20で終わりではなかったっちゅうことやな。ここまで読めば終わりやと思ってたわ。ははは(乾いた笑い)


で、買うたんやな、この最新刊。

もちのろんです~
何巻までいくかは作者Lauren Tarshisのみぞ知る、最終巻までつきあうかは別にして。
では一体、どんなおはなしだったのでしょうか?






僕はCharlie Millerといいます。11歳です。アメリカはテキサス、Galveston Islandってところに、パパ、ママ、2歳の妹Luluと住んでます。
ここの天気は変わりやすくてしょっちゅう、大雨やかみなりがやってきます。メキシコ湾にうかぶ細長い島だからでしょうか。その度に妹のLuluがこわがるので、泣き止ませるのがとっても大変。
今日は、僕のだいすきなマジック、コインをつかったやつであやしてみることにしました。最近マジックキットを買ってもらって、練習中なんですよ。

「にーちゃ、もっかいやって!」

あっという間ににっこにこになって、一安心ですね。



こんな僕ですけど、



いじめられてます。

Gordon Potts。
この町ではお金持ちで、お城みたいなおうちに住んでいて。
別に僕、なんかしたわけでもないのに。
なんで、僕をいじめるんだろう。もう何度も、何度も理由を考えました。

なんで  なの?


こういうとき決まって、伝記をひらきます。
だいすきなマジシャン、Antonio Merakiの。
マジックのアイデアを盗もうとしたライバルを、トリックをつかってやっつける話はいつも、胸がすっとします。




9月のある日。
この日はずーっと、空模様がヘンでした。風もやまないどころかどんどん強くなるし、雨もどんどんきつくなっていく。浸水はここではあまりめずらしくないのですが今日も、水があがってきていて、ちょっとなめたら塩の味がしたんです。


…雨の水じゃない。海の水だ…


「パパ!海の水がもうここまできてるよ!逃げた方がいいんじゃない?!」


…僕は、みとめなくなかったことを言いました。
「…ていうかこれ、Hurricaneじゃないの?


…パパの返事は、予想通りでした。
「落ち着けCharlie。
GalvestonにHurricaneなんて来るはずないじゃないか。
Dr. Clineも仰っていただろう?」


Dr. Clineというのは、ここの天気を研究されている専門家です。おとなたちはみんな、この人の言うことを信じていました。

でもそれにしたって、今日のは今までとはちがって激しすぎます。

僕たちの家はこんなつよい風や雨に、長い間、たえられそうにないようで…


さすがのパパも、避難することを決めました。でも、どこへ?

「いいところがあるわ」
ママが言いました。




”いいところ”とは、Potts家。

…そう、Gordon Pottsのお城みたいなでっかいおうちです。
Potts家のマダム、つまりGordonのママとうちのママ、なかよしなんです…同じ教会ではたらいていて。

僕の胃が、きゅっとちぢこまるのがわかりました。





(゚д゚)!
宿敵の、いじめっこの家へ避難せんといかんのかいな!
得意のマジックでなんとか台風消したらええんちゃうか!ちゃちゃっと!

いやいや、そんな訳あるかいな。苦笑
”Historical Fiction”, 歴史的事実に基づいた小説であるからして、台風消したらいかんやろ。

(゜-゜)ハッ

そうでした。

で、いつもの、英語レビューはどうなってんの?中華系マレーシア女子先生がやってる読書クラブみたいなやつ。


(バツが悪くなったか…(-_-;))

こちらです。

My Review; ★★★☆☆ (3 stars)
- What I like
1) I was surprised to know that the monstrous storms begin over the Sahara desert! There're huge differences between the hurricanes in the US and the ones in Asia.
- What I Dislike
1) Nothing in particular

正直、小説本体は、知らない単語、特に動詞により細かく意味を取れていない箇所が多かったため、筆者のあとがきや解説ページから知り得た情報をメインに展開することに…こっちの方が格段にわかりやすくサクサク読めたので。


とはいえ、”I SURVIVED”シリーズ第1作に比べれば、理解度も読むスピードも上がっているのは紛れもない事実。


もうあと数冊で児童書ばかり読み続けて100冊、たぶん50万語を迎える。その日をたのしみに、まだまだ私の英語多読の旅は終わらない。




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