遅れてやって来た「兼高かおる世界の旅」
自分が生まれた時代にあまり文句や愚痴はないんですが、これだけはリアルタイムで視聴したかったと思いました…
しかし、んんん?上記WebサイトなりWikipedia先生を読み直したところ、1990年まで放送していたとの由。
それなら、私、生まれてますな。しかもだいぶ経っている。
でも不思議と、見た記憶がないのですよ。何故にこんな素敵な番組を見せてくれなかったのだ、父上母上…!
(単に記憶違いだったらごめんなさい父上母上m(__)m)
でも今は本当にいい時代。CSなりBSなりで再放送が楽しめる。30分番組とは言え、31年分視聴するのは骨が折れるとは思うけど。
あれ、積ん読解消なりタドキストを目指す時間はどうするのかね、ん?
日本のテレビ史上に燦然と輝く、紀行番組の金字塔「兼高かおる世界の旅」。1959年、当時の日本人にあまり馴染みがなかった世界各地を駆けめぐり、その風俗・文化・歴史などを紹介する本格的海外取材番組としてスタート。日曜の午前中はこの番組を見なければ1日が始まらないとまで言われるほど、多くの視聴者に親しまれ、31年もの長寿番組となった。訪れた国の数は150カ国あまり、地球を180周した計算になる。
兼高かおるは、ナレーター、ディレクター、プロデューサーを全て一人でこなし、当時の国家元首から秘境の地に住む村人まで様々な人々と接し、幾多の冒険にも果敢に挑戦した。民間人の海外渡航が自由にできなかった時代。彼女の「世界をお茶の間に運ぶのが私の仕事」という言葉通り、実際に自らの目で見てきた、手で触れてきた世界の旅。すべてが番組内の貴重な映像の数々に凝縮されている。
(上記TBSチャンネルサイトから引用)
兼高かおるさんのご著書も以前読んだのですが、もう本当に生き方が素敵すぎます。尊敬の眼差ししかありません。
上記引用文からもわかる通り、そもそも民間人の海外旅行が自由にできなかった時代(って、結局今と同じー!(゜o゜))、おそらく”女性”に対する風当たりも強かったであろう時代、ひとりで何役もこなして、ご活躍なさっていたとは。
私は、こういう80代になりたい。ていうかなる。なれるに決まっている。
プライベートでも尊敬すべき80代のお姉さまが2名いてはるんですが、こういうロールモデルをたくさん知っておくの、重要。「あんな生き方をしている人が、現代よりも困難だと想像するしかない時代でも、いてはるんやな」、「そういう風に、ワガママに、我が侭に、生きてもいいんやな」と、思えますからね。心強いことこの上ない。
願わくば、私もそのひとつに。