掃除の人とのSmall Talk その2
語学を学び、日常生活で使う中で出合った悲喜こもごもを綴っていきます。
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私の住むコンドミニアムは、月2回、掃除のお姉さんが来てくれる契約になっております。
今度の週末来られる?といったお願いは、WhatsApp というLINEに似た無料通話アプリでやるのだけども、このお姉さん、
頭のてっぺんから足の爪の先まで、ばっちしマレーの方。
イスラム教徒のお姉さん、ムスリマさん。
英語でのやりとりは正直、そこまで堪能ではない。
私たち、あまりにも、英語でコミュニケートする相手として、欧米人の金髪碧眼ネイティブ(自分よりも遥かに英語ができる人たち)を思い浮かべがち。
そして、「エイゴができーん」と自信を失う。
いやいやちょっとちょっと、
全人類70億のうち、リアルにそんな人って地球上に何人おる?そいでまた、言葉を交わすことって、人生の中でどんだけあるん?
(毎日ガッツリ絡んでます、という方がいらっしゃったら大変失礼をばm(_ _)m)
という訳で、英語力がそこまで高くなさそうに見えるけど、英語で話すしかない人たちとのお話。
もちろん、貶めたりバカにする意図は全くなく、おそらくほとんどの日本人英語学習者が「こんなんじゃダメだー(ノД`)」と頭を抱えるレベルの英語力でも、気にせず易々と使う人たちがいるのです、と言いたいだけなのです。
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例えばこのお姉さん、一人称の“I”を、“my”って言います。
(以下、原文ママ)
例文:
- 日曜の朝9時に掃除しに行けます
Sunday morning my clean ok time 9am
- コンドミニアムの1階に着きました
My G flour now
(注)マレーシアは元英国領のため、1階をGround floorって言います
canの使い方だって、この通り。
例文:
- こんにちは、今度の土曜日、午後3:15に掃除しに行けますけど、如何ですか?
Hallo saturday time 3.15pm clean can?
- 掃除しに、あなたのコンドミニアムへ行けるのか行けないのか、確認してください
You check notice ok
Can or no can clening go you condo
(注)COVID-19による活動制限令の影響で、部外者であるお姉さんがうちのコンドミニアムに入れるかを確認せよってことです
語順だってアレだし、スペルミスも何のその、果ては英文法とは何ぞや?とテツガク的な問いまで立てたくなるメッセージたち。
でも、でもよ。
言いたいことわかるよね?
諸々のbackboneが盛大に違ったとしても、結局我々、同じ霊長類ヒト科の生き物。
間違うことを恐れずに、今日も私は、このお姉さんにWhatsApp する。
やっぱまだ掃除に来てもらわれへんみたい…よよよ
( ´Д`)
来てもらえる日が早く来ますように…