英語圏の人々は、横串世界史を幼き頃から学ぶのだろうか
全世界数十億人のタドラーのみなさま、ごきげんよう。
最近すっかり御無沙汰なんだけども、その状況に甘んじて、この1年で読んだ英語の本を紹介していきたいと思います!
今日はこちら!(ドドン!)
History Of The World
(^O^)/
20ページにも満たない薄さ、かつ自分の興味がある内容で、挫折しなさそうな子ども向けの本から読み始め、まずは洋書に対するアレルギーを払拭しよう作戦最終章、ってとこ?
はい。そーです。
今回は石器時代から現代までの世界史に挑戦してみた。
今のカリキュラムは全く知らないのだけど、少なくとも自分が学生だったときは歴史と言えばまず日本史。世界史と向き合ったのは高校で、のっけから出てくる古代ギリシャや古代ローマ、続く中世、近代のカタカナの羅列に、頭がパンクしながらも乗り切ったのは懐かしい思い出です。
当時の世界史の先生、教科書の文章をところどころ空欄にしたものをプリントして、それを延々読むという授業方法だったため、寝落ちする生徒続出。もちろん私も何度か。
ありましたな、そんな時代もね。
その麗しき高校時代の記憶、この本とどういった関係が?
まずこのシリーズ4冊あり、以下のくくりになってます。
・First Cities And Empires 10,000BCE to 475CE
・Conquests And Dynasties 476CE to 1500
・Exploration And Revolution 1500 to 1900
・The Last Century 1900 to 2000
BCE: Before Comma Eraの略。BC(Before Christ)とほぼ同義
CE: Common Eraの略。AD(Anno Domini)とほぼ同義
年代毎に常に見開き2ページで世界地図が描いてあって、この時代、ヨーロッパはこうでした、中東はこうでした、アジアはこうでした、アメリカはこうでした、といった描き方。アジアは主に中国と日本です。
例えば”First Cities And Empires 10,000BCE to 475CE”の、”Empires And Ideas 750 - 400BCE”を開くと
・古代ローマの起源、ロムルスとレムス
・古代ギリシアの学堂(ホメロス、プラトン、アリストテレス)
・ペルシア帝国のキュロス2世
・古代中国の孔子
・そして古代日本の神武天皇
が同じページに載ってるってな寸法さ。↓↓↓
ほほぅ、この人たち、超ざっくり言って同時代人なのね。もちろん300年の開きはあるにしても。
習った世界史と全く違うアプローチやな…
てか、これらが子ども向けの本ってことはだよ、
英語圏の人たちってそもそも、地域で縦割りに歴史を学ぶというより、年代で横串に歴史を学ぶってことを早いうちからやるのかしら。
この本の出版社がどれ程popularかも知らんし、どれ程刷られているかも分からんのであくまで想像の域を出やしませんが。
ふーん確かにね。
いくら日本が海に囲まれた島国と言ったって、全く隔絶された例えば四次元空間なんぞにでも存在しない限り、周囲、ひいては世界情勢の影響は受け続ける訳で。
そーうー。
1543年、種子島に漂着した南蛮船(ポルトガル人)によって火縄銃がもたらされましたって事実だけ教わるよりも、なんでその南蛮船がその付近を航行してたの?とか、その時代のポルトガルってヨーロッパってどういう状態だったの?とか、紐解いていく方が断然話も繋がっておもしろいと思う。
歴史はHistoryですからな。
…そーいやこれ、英語の本の記事やよね?
はぅまたやっちった。
(゜-゜)
いろいろと調子乗って歴史寄りなことを書いてしまったけど、かのように、わくわくすることやもともと知っていることをテーマにした英語の本を選ぶのは、非常にオススメ。ジャンルは本当になんでもいいと思う、小説みたいな読み物ですらなくていいと思う。料理のレシピ、ビジネス書、美容関係、クルマ、芸術、スポーツ、自己啓発本、アイドルから、何から何まで。
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「英語多読にオススメの本xx選」みたいなブログで紹介されている洋書とは程遠いものばかりを、ここ数日書き連ねて来たけど、
・本自体薄いか、1章や1区切りが数ページ
・子ども向けで英語が簡単
・歴史とか、何でもいいから興味ある内容
という、ある一定の選定基準を設けて選んできたことが、記事にしたことでよーくわかりました。
これらのおかげでなんとなく、英語の文章を読み続けることに心理的なハードルが下がって来た模様。この辺りから、本格的にタドラーを目指してみよっかなーとKindleを購入し、「英語多読オススメの本xx選」みたいなブログで登場する洋書をAmazonでポチり出します。COVID-19による原則在宅勤務も始まっており、有り余る時間の中で読んだ本たち。
ぼちぼち綴っていこうと思っています。