電車にのって 小耳ダンボ
滋賀行きの日
小さな駅
無事ICOCAのチャージ後
ホームに上がった。
先頭車両が必ずしもホームの1番先っちょの
1号車停車位置に停まるとは限らないことを知った。
早くからホームに来て先頭位置に待っていたお兄さん達は電車がそこまで来ずに ビリで乗り込むことになった。
私も最初はそこに待っていたが
2号車位置あたりから後方にかけて
妙に人が溜まっていくので
わたしも移動していた。
うっかり者の私にしては珍しいことだった。
やって来たぼぼ満員の電車から
降車する人も僅かで 1番に乗り込んだとしても
ぎゅーぎゅー詰めでおしくらまんじゅうになる。
私の左側には外国人の身長高低差あるカップル。
目の前にはバッチリヘアメイクされた60代位の女性。
その隣には年配のおばさま2人。
私の右側にはスマホを顔の前まで持ち上げて
器用に片手指で十字をきり続けている若い女性。
うしろのことは後頭部に目がないので分からなかった。
電車移動は15分位だが
満員で立っていると時間が倍に感じる。
スマホも見ない。
本も読めない。なんで持って来たんだろう。
車窓からの眺め?前に人がかぶさる上に見る程の景色もなし。
考え事もしたくはないし。
左からは聞き慣れぬ言語の会話。
上からは車内アナウンス。
右斜からは2人のおばさまの会話。
そして全体ざわざわだ。
小耳ダンボ
おばさまは大体において声量調節はされないので聞こうとしなくても聞こえる。
雑音も入るので所々分からない会話もあったが
ここに書くのは冷蔵庫の話だ。
Aさん 「冷蔵庫買い替え考えてるんやけど、
2人暮らしになったから言うて小さいのに替えるのもそれはそれでなぁ」
Bさん 「そやけど2人やったらそんなにようけ入れるもんないん違うの?」
Aさん 「⚪︎⚪︎さんな、一人暮らしやけど結構
大きい550くらいの買わはって
そんな大きいのんて思うけど
ほれ、1人やったら出来たあるパックのもんとか 嵩のたかいもん買うた時に
冷蔵庫がちっさいと入らへんかったりするやん。
そういうのがかえってストレスになるらしいんや。
そやさかい 大きいパックのもん買いだめして、入れてもまだ余裕あるさかい ストレスたまらんでええんやて。」
Bさん 「はぁそぉかぁ。なるほどなぁ。
そらそやな。入らへんのはストレスやわな」
Aさん 「そうぇ。それと、ポケットのとこあるやん、牛乳パックとか入れるとこ。
そこも主婦の提案とか聞いて作ってあるらしいさかいゆとりあるんやて。
入れる瓶とか、少なかってもガラ空きの方が気持ちええらしいえ。」
ふむふむ なるほどぉ、、、
そういう会話で 私は退屈を凌げた。
おしまい
お読みくださいまして
ありがとうございます♪😊
※冷蔵庫550ℓとは4人家族くらい
250ℓは自炊の1人用という
あくまでも目安らしいですが。