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心に残る上司の言葉vol.5『意味のある繰り返しが大きな差を生む』
心に残る上司の言葉vol.5『褒めるところがない時は』
ライアソン大学で全米一のサッカーチームを作り上げたアイヴァン・ジョーゼフ博士は批判よりも褒める事が先決と言います。しかし、これはどうにも褒めるところがない時というのもあります。
そういう時は繰り返し何かをさせる事で、自信をつけさせる事にしたんだとか。
博士は身長190センチもあるキーパーには申し分ない体型の人をスカウトしたらしいのですが、その人にはボールをキャッチしようとするとボールを下に落としてしまい、上手くキャッチできない欠点があったらしいです。そこでアイヴァン博士は壁にボールを蹴りキャッチするという練習を繰り返し8ヶ月間毎日350回もさせたそうです。そのうち彼の手はガサガサになったのですが、ボールは上手くキャッチできるようになったんだとか。今ではヨーロッパのチームでキーパーをやっているそうです。
しかし、この反復も的確な指摘があったからではあります。もし、アイヴァン博士が「畳の上でクロールの練習を繰り返ししろ」と言ったらサッカーどころか水泳すら上手くなっていないでしょう。これは極端な喩えですが、自信をつけさせるにしても適切な分析と指摘はやはり必要だとは思われます。