拡大の手法編② 【企業向けの拡大方法】
拡大の手法編①につづいて
拡大の手法編②です。
JCI町田のメンバー構成
2022年度のJCI町田は経営者の入会も多かったですが
企業に勤めている方が入会するパターンも多くありました。
今回はそれについて、手法編として論じていきます。
JCI町田は2022年以前から
J2の町田ゼルビアや
フットサルチームのペスカドーラ町田など地元のスポーツチームや
きらぼし銀行、旧八千代銀行内に事務局があった経緯もあり地域の金融機関から
メンバーが出てくる文化のあるLOMです。
2022年は64名スタートでしたが
1割〜2割は上記に該当するメンバーで構成されていました。
地域の企業から社長や役員でなくとも
JCに参加するメンバーが一定数いるLOMといえます。
経営層以外がJCメンバーになれる環境
そもそもですが
ある程度人数の組織になってくると
全てのメンバーが理事者にはなるわけはないのです。
※もちろん単年度制なので、やる人が入れ替わることで経験者が増えるという面はあります。
もちろん能力の話ではなく、仕組みの話です。
一般社団法人町田青年会議所の定款に沿えば
12名〜20名が理事者という決まりがあります。
定款を変えることなければ
メンバーの総数が60名でも100名でも
理事者の数は変わらないということです。
(これと別に監事、顧問などがあります)
そんな中、
現在は
JCの在籍年数が「全国平均で3年半前後」
と言われます。
さらに現在は
企業勤めのメンバーや既婚女性メンバーも全国的に増えてきています。
こういった状況を踏まえれば
等しく全員が同じレベルで活動する建前は必要はないのでは?
と思います。
理事として時間を使うことが中々難しくても
本当に頑張れば、「運営幹事」ができる
そんなメンバーが活躍できる
そんな視点を持つことが現代では求められています。
今の全国的な状況を踏まえていけば
そんな視点を持つ必要があるのではないでしょうか。
企業へのアプローチ
では本題に入りましょう。
企業へ会員拡大のアプローチする場合
大きく2つに分かれると思います。
先輩もしくは現役の企業
誰かから紹介された企業(直接のJC関係者はそこにいない)
1.先輩もしくは現役の企業
私は社長ではなく、兄が卒業してから入れ替わりという形で入会しました。
ですので、私は1のパターンで入会した人間です。
一番これが有効的なのは、
卒業するメンバー
の企業から代わりを出せるかどうか
だと考えます。
実は、卒業するメンバーの企業から入れ替わりのパターンは少なく
そしてアプローチが不足していることが多いのでは
と思います。
様々、私も先輩の方々にお話をしましたが
ほとんどが
JC向きじゃない
若すぎる
時間が作れない
と言われるパターンだと思います。
私が考えるに、
組織が答えを持っていくべきだと思います。
JC向きじゃない
→ポジティブチェンジをする団体です
いや、そもそも先輩はJCの人です
若すぎる
→今、その若いメンバーを増やしていて同世代の仲間が増えます。
若いからポジティブチェンジできます
いや、そもそも先輩はポジティブチェンジした人間ですよね
時間が作れない
→JCは月4時間あればできます(委員会と例会)
タイムマネジメントを学べます
いや、先輩はタイムマネジメントができたから今の社員がいるんですよね
ちょっと雑に書きましたが、
こんなやり取りをする前に
企業の社員を輩出いただいた先輩方も多くいました。
その節はありがとうございました。
様々なパターンがあるので
それぞれにおいて答えを持ってから、アプローチをしてきましょう。
そして、
仕事に繋がる
という面でアプローチできる場合も想定されます。
飲食店の従業員
など、その面で話ができる場合は積極的に伝えていきましょう。
※居酒屋系の夜の飲食店は会費の面は、ペイできるはずです。
2.誰かから紹介された企業
次に、JC関係者ではない企業の場合です
2022年度のJCI町田では
大企業(中規模企業)にアプローチをかけて
61名のうち1割近くを企業関係の社員が入会していただきました。
某地方銀行
某信用金庫
某大手証券会社
それぞれメンバーをご輩出いただき
某信託銀行は賛助企業になるなど
その他にも空振りに終わりましたが、
企業関係に多くアプローチさせていただきました。
JC関係でない企業へのアプローチは?
このパターンは以下が鉄則です。
・飛び込み厳禁
・課長クラスであってもむやみに打診厳禁
だいたいこのレベルになると
「支店」が存在します。
支店の決済権を持っているのは
企業によって違いがありますが(支店も親子関係があったりします)
「支店長」クラス
でないと「稟議書」をあげるジャッジができなかったりします
そうでなくとも人づての話となり膨大な時間がかかります。
まずは「支店長クラス」の方と繋いでもらうこと
これが必須となります。
2022年度のJCI町田にて入会にたどり着いたのは
全て「支店長」に紹介者から紹介をしていただくことで入会に至りました。
また、紹介者の方に同席していただくこと
これが非常に有効ということが実感としてあります。
支店長クラスと出会うには
支店長と知り合うには
これも紹介してもらうしかありません。
パターンとしては以下になると思われます。
①ロータリーなどの団体に属している
②大口の取引先が実は先輩や現役
①ロータリーなどの団体に属している
これはまちの規模によって変わってくると思いますが
それなりの企業の方々は地域の団体に入れ替わりしながら
属していることが多いです。
そして
JCの先輩が
ロータリーや商工会議所、商工会、法人会
に属している
という話はどこでもあると思います。
そこにどういった企業の方々がいるのか
まずは明らかにすることが有効です。
ロータリーであれば、例会の度に顔を合わせているはずですし
商工会議所や商工会は議員や委員会など、
どの組織にいるか、組織図で分かるはずです。
直接、話ができる先輩方に
趣旨を説明して、一度時間をいただくよう打診するのが有効的です。
2022年の予定者段階には多くの企業訪問をこのやり方で実施しました。
②大口の取引先が実は先輩や現役
これは金融機関などに当てはまると思います。
取引が大きな規模であればあるほど
相手は話を聞かざるを得ません
それなりの規模の会社でありそして地域で活躍している
そんな先輩が近くにいれば
一度、電話をし、訪問して企業周りの相談をすると効果的です。
2022年度の予定者段階である2021年10月ごろには、
ある先輩経由から
金融機関系の支店長に複数かけあってもらい、
一緒に同席してもらいJCの入会の打診を行うことができました。
企業周りをするべきだし、JCにはそんな企業のメンバーがいるべき
そんな想いに賛同していただき時間をわざわざ作ってくれる先輩がいました。
そんな方が近くにいるのがJCではないでしょうか。
まずは自らが動かなければ、きっかけは生まれません。
〜かな
で終わらないようにまず行動していく
そんな気持ちで動いていけば、
少し距離の感じる先輩であっても
実はJCのために動いていただけるはずです。
最後に
実はこのパートは
理事長もしくは正副クラス向けの手法です。
拡大委員長であっても動き自体は動けると思いますが、
2022年度のJCI町田の話に置き換えると
これを担っていたのはほとんど予定者段階の私の動きです。
なぜなら、理事長という役の人間が支店長クラスの方々へ訪問して
初めてお願いができる
と思うからです。
そして、JCの一年の動きと企業の動きは違います。
実は予定者から動かないと、
稟議書が通せないなど様々な話が出てきます。
会として企業にアプローチするのは
会の長であるべき
というのは是非抑えておいたほうが良いポイントです。
今後は、理事長向け、拡大委員長向け
など分けて記事をアップする予定です。
長い文章となりましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。