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持続可能な拡大運動とは【理想論と現実】

拡大の理想論について

会員1人が1人を拡大すれば良い

そんな言葉を聞いたことある人がいると思います。

確かに1人が1人ずつ入会させれば、会員拡大は苦労しません。
すぐに会員は倍に増えるという話です。

なぜ、これが理想論になってしまうのか。

それは多くの会員にとって
理想と現実のギャップがあるからと考えます。

突然、理想の話をしても実現性が見えないので
皆が引いてしまうのだと思います。
※もちろん1人が何人も入会させている姿もたくさん見ています。

例えば
JCが掲げる、「明るい豊かな社会の実現」
これをどう実現しますか?といっても
あらゆる課題がありどれから手を付けるべきかわからない、
課題を絞ったとしても、さらに多くの目的手法が必要となり
実現性が見えてこないのではないでしょうか。

会社で言えば
「〜を通じて日本の未来に貢献する」
という企業理念をいきなり実現する
という感覚に近いのではないでしょうか。
実現にはいくつかの柱を掲げ、経営理念に落とし込むなど
具現化していく作業が必須となるはずです。


現実的にまずできることは


以下の記事には拡大運動は1人や少人数では大きな結果を得ることは難しく
分解、そして分担する必要性を書いています。

ここで、1つの考え方として

あるべき姿×課題解決


あるべき姿×課題解決

という思考で考えていきたいと思います。


バックキャスティング×フォアキャスティング

という感じです。


あるべき姿×課題解決

以上の考えから

会員拡大についての
あるべき姿×課題解決を図にしてみましょう。


右上が理想の姿、左下はすぐにできること。

横軸を「あるべき姿」
縦軸を「課題」
として図にしました。

右上が「会員1人が1人を拡大する」という理想の姿です。
左下になると、すぐにできるが課題としてのサイズは小さい(会員拡大という面で)

着目するべきは

「あるべき姿の実現性がすぐにできる」
・事業例会にまず自身が参加する
・事業例会の告知
・JCが好きと言えるか

もしくは
「課題の中程度」
・事業や例会を告知する
・JCの魅力を語る
・クロージングを担う(これは理事者向け)
・対象者の動員

それぞれ、1人1人の会員がどういったレベルなのか
把握し、改善していけるか?

ここが実は肝ではないかと考えます。


このように考えると
自身のLOMの何ができているか
もしくは、できるであろう部分の何が不足しているのか
という思考になるのではないでしょうか。

以下の記事では、町田青年会議所が実施している
異業種交流会(JMACs)について書いています。

【異業種交流会の意義と意味】
拡大に触れたことのないメンバーが
多くの対象者と名刺交換をすることで、
自然に拡大運動に携わることができる
それがこの異業種交流会JMACsの良いところです。

知り合いを紹介できなくても、来たゲストをもてなすことができれば
結果的に全員で拡大を分担して取り組むことになる。

ゲストを呼んでないメンバーでも積極的に参加する会として
今年も引き続きJMACsは開催され、50名〜60名程度の動員を続けています。


このような思考と仕組みが持続可能な拡大の仕組みの第一歩かもしれません。



最後に

10年以上前の著書ですが、猪瀬直樹さんの文章を。

「たとえば会社で同僚と会ったとき 、きちんと挨拶できているだろうか 。あるいは机の上は整頓されているだろうか ?そんなこと 、仕事には関係ない 。成果主義だから結果さえ残せばいいんだ 、というのは大間違い 。仕事の結果を左右するのは 、じつは日頃の小さな言動や立ち居振る舞いにかかっているんです 。最近は成績が伸び悩むと 、ハウツー本を読んだり 、セミナーに通うなどして 、表面上のテクニックを求める人が多いですよね 。でも 、結果が出ない本当の理由は 、そんなところにはない 。いくらマーケティングの理論を学んだって 、挨拶ひとつまともにできない人とは誰も進んで商談しようとは思いません 。あるいは人脈づくりのために数多くの異業種交流会に出席したとしても 、整理整頓ができていないせいで名刺をなくしてしまったら意味がない 。結果を出せない本当の原因は 、一見 、成績とは直接関係がなさそうな 、ふだんの仕事ぶりの中に潜んでいると考えたほうがいい 。見た目のいい派手な部分ばかりに気を取られて 、足元の基本的なことをないがしろにしてはダメ 。大きな結果が残せる人は 、細かいところにもきちんと緊張感を持って取り組んでいます 。もう一度 、自分の行動や身の回りをチェックしてみてください 。自分でも気づかないうちに気持ちが緩んで 、スキを作っていないか 。本当の勝負はそこから始まっているんです」
—『突破する力 (青春新書インテリジェンス)』猪瀬 直樹著
突破する力 (青春新書インテリジェンス)』猪瀬 直樹著

できることのまとめ


〜以下2023年2月15日追記〜

2022年のJCI町田は1人1人の対象者と向き合って

入会の決断をした対象者×61名
の結果が出ました。

突然、複数名入会するなど一発逆転なんて無く、
1人1人と向き合うこと、
それを積み重ねなくては大きな結果は出せません。

まずは、
今のLOMの状況が人を呼べるのか
来たゲストをおもてなしできるのか


つまり、
メンバーはJC好きって言っていますか?
JCの悪口言ってませんか?
メンバーの悪口言ってませんか?
理事長のことを斜めに見てませんか?
担当以外のメンバーが公然と例会の批評してませんか?

外から見れば、そんな状態はすぐに分かりますし
そんな会にお金と時間かけて入りたくありません。
そして出向しても、そんな話をよく耳にしますし、JCI町田もそんな時期がありました。
そして私もその中の一人でした。

ゲストを迎え入れる状態にLOMがなってから、
はじめて動員をかけるべきではないでしょうか。

現実にはまず、できることからすぐにやりましょう。
そして1つだけではなく、全体を見て取り組む必要があるはずです。



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