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拡大の手法編③【全てのJCメンバー向け】 対象者との接し方
少し更新に間が空きましたが、
手法編の続編です。
今までは手法編では
先輩(OB)からの紹介として①
企業向けの実践として②
どちらかというと理事長正副、拡大委員長向けの内容だったかと思います。
今回は全てのメンバーが
会員拡大で即実践できる手法(入り口)です。
多くのメンバーに拡大に携わってもらう
いわゆる1人が1人を入会させる「全員拡大」についても以前に触れました。
次のステップとして
じゃあ、いきなり拡大、対象者ゲストをアテンドと言われても「やり方」がよく分からない
とメンバーから言われる時に参考になればと思います。
初めて会った対象者ゲストとどう接するか
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今回の記事では
紹介などでLOMの例会や事業に参加してもらった
対象者ゲストにどう接すれば良いか?
考え方、ポイントをJC仕様にして紹介していきます。
以下の記事でも触れていますが、おさらいです。
まだ読んでいない人は以下を読んでから
今回の記事を参考にしてもらえればと思います。
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対象者が入会するまで
①出会い(すでに知り合いのパターンも)
②勧誘(例会、事業、懇親会へ誘う)
③出席(例会、事業、懇親会に出席してもらう)
④クロージング(入会を促す、意思確認)
大きく4つのフェーズに分かれると書かせていただきました。
今回はこの
③出席
そして、出会い
にフォーカスして手法として紹介していきます。
ここでの出会いは
以前からの知り合いではなく
初めて名刺交換をするタイミング
と定義して進めていきます。
今話題のchatGPTに聞いたら秒で以下の回答が出てきました。
すごいですね。
相手の心をつかむ名刺交換の方法
名刺交換は、相手との最初のコミュニケーションの機会として非常に重要です。相手の心をつかむ名刺交換の方法として、以下のようなポイントがあります。
相手に興味を持つ姿勢を示す:相手が持っている名刺を見るだけでなく、相手の名刺を受け取る際には、相手に興味を持っている姿勢を示すことが重要です。相手の名刺を受け取ったら、名刺を丁寧に見て、相手の名前や役職、会社名などを確認しましょう。
自己紹介を簡潔かつ的確に行う:相手に自分自身を紹介する際には、簡潔かつ的確な自己紹介を心がけることが重要です。自分自身の名前や役職、所属する会社名などを明確に伝えることで、相手に自分自身を印象付けることができます。
相手に興味を持つ話題を見つける:名刺交換の際には、相手との共通点や興味を持つ分野などを探し、その話題を中心に話を進めることが重要です。相手にとって興味深い話題を見つけることで、相手の心をつかむことができます。
名刺を大切に扱う:名刺は相手との最初の接点となる重要なアイテムです。名刺を受け取ったら、丁寧に保管し、必要な場面で使えるようにしておきましょう。また、相手の名刺を忘れずに受け取ることも大切です。
以上のような方法を用いることで、相手の心をつかむ名刺交換ができます。ただし、相手とのコミュニケーションは場や相手によって異なるため、柔軟に対応することが重要です。
大前提として抑えるべきポイント
まず対象者ゲストと接する際に
大前提として抑えておくポイントから
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●NGを知ることがまず大前提
自分のJC観を押し付けること
一気飲み(強要はもちろん、会として許容しているか)
パワハラ
セクハラ
1.自分のJC観を押し付けること
→対象者ゲストの特性や求めているものはこの記事で後述しますが、
「相手の話を聞かないで、JCとは〜」と話しをするのは「NG」という意味です。まずは人の話を聞きましょう。もしあなたがアンチJCであれば、話さないほうが良いです。アンチの方はまずは会への不信感を解消することが必要です。
2.一気飲み
→昔から全国的に一気飲み文化があるLOMは多いかと思います。ただ、その場面はメンバーのみなのか、考えているのか。
対象者ゲストがいるのかも気にせずに一気飲みして引かれることを多々見てきました(JCI町田はどちらかというとキレイな飲み方と言われますが、もちろん会員全員か?と言われるとまだまだです)。今はノンアルのメンバーも増えていますので、一気飲みはどこでも許容されるものではありません。
3.パワハラ
→JCは議論が熱くなりやすいです。が、立場役職が上のメンバーが下の立場のメンバーに罵声をあびせる、など対象者ゲストの前であってはならないですし、暴力も含めパワハラなんてもってのほかです。
4.セクハラ
→対象者ゲストにセクハラなんてのはもってのほかですが、メンバー同士でセクハラまがいのことが起こっていませんか。外の市民に対しても。色んな所で見られていますのでこれは対象者ゲストがその場にいる関係なく、会として統一した意識が必要です。
こういったことを気にしない人もいる、むしろ一気飲みも大好きな人も世の中にいます。と反論が来るかもしれません。
ここでは
「LOMとして」初めて拡大運動に携わるメンバーにどう伝えていくか
の視点で論じていきますので、その点ご了承ください。
まずは、対象者の特性を知ろう
NGを知ってから、
次に把握するべきは
対象者ゲストは、
何を期待して(興味を持って)
あなたのLOMの例会や事業に参加しているのか?
を明らかにすることです。
そもそも時間を使って、
「LOMの事業や例会に参加してくれた」
この時点で拡大の第一関門(もしかしたら一番大変なところ)はクリアした状態なわけです。
その対象者ゲストの入会可能性は0%ということはなく、
何かを期待しているから参加している
と理解することが重要です(もちろん断れないからというパターンもあります)。
JCに興味がある(期待している)対象者ゲストは大きく
「3つの特徴(生態)に分類できる」
といえます。
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対象者ゲストはだいたい
以下の3つに分類できます。
※複数該当するパターンも多くありますが、一番先にどれが来るのか?を明らかにしましょう。
友達(仲間)欲しいタイプ
仕事欲しいタイプ
地域貢献、成長したいタイプ
1.友達(仲間)欲しいタイプ
→孤独な環境だったり、周りの人間関係が固まってしまってマンネリ化を抱えているパターン。ここでは「さびしんぼ」パターンと呼びます。
2.仕事欲しいタイプ
→独立してまだ時間も経っておらず、とにかく仕事優先!と思うものの、営業先を開拓していきたいパターン。ここでは「お金大好き」パターンと呼びます。
3.地域貢献、成長したいタイプ
→とにかく自身を成長させたい意識が強く向上心が高い。地域貢献が大好き。ここでは「意識高い系」と呼びます。
まずはこれを知ることが初めていきましょう。
対象者ゲストの特性を分類せよ
3つの分類を把握した上で
名刺交換をした対象者ゲストと話をする中で、
どんな経緯で参加されたのか?
仕事は何をしているのか?
など話す中から
この対象者ゲストは3つのうちどのタイプなのか?
を自分の中で整理しましょう。
※言わずもがな、突然初対面でJCで何をしたいですか?なんて聞くのはナンセンスです。
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それぞれの分類ができるようになれば一歩前進です。
改めて考えてほしいのは、
JCはこの3つをカバー(プレゼン)できる
強み
があるのです。
なぜ、分類が必要か
わざわざ面倒なことを考えずに、想いを伝えれば!
なんて熱い拡大担当メンバーもいるかもしれません。
分類をしっかりするには理由があります。
対象者ゲストが求めているものと違うことをプレゼン(話)をすると
逆効果になる
ということを知っておくことが必要です。
仲間欲しいタイプへ仕事に繋がる話を延々としたら、相手はどう思うでしょうか?
仕事欲しいタイプに地域貢献の素晴らしさを延々と話したら、相手はどう思うでしょうか?
地域貢献したいタイプに友達ができる話、仕事に繋がる話を延々としたら、相手はどう思うでしょうか?
実は全てJCの良いところのはずが、
まだよく分からない対象者ゲストとっては
意識高い系の面倒な団体
ただの飲み会サロンだろ
と思われることにもなりかねない
だから、その対象者ゲストにダイレクトに刺さる話をしていく必要があるのです。
あなたがそれぞれの要望に答えを持つことが重要
ここまでくれば
対象者ゲストを分類
→そのテーマに沿って刺さる話をしていく
というのはなんとなく理解できると思います。
ここで皆さんにお伝えするのは
「あなたがそれぞれのテーマに答えを持つ」
これを是非、準備して拡大運動に携わってもらいたい。
ということです。
拡大委員長がテンプレートで
仲間欲しいタイプには「〜」と伝えてください!
なってやったら終わりです。
この3つに対して
全員同じ答えをする団体に魅力あるのでしょうか?
私は宗教だと感じます。
※理念は別です。
それぞれについて1人1人が答えを語れる団体は
非常に強力な魅力を持つ
団体になるはずです。
といっても入会して間もないメンバーは大変だと思いますので
以下は3つの分類に対して
簡単に書いたものですが参考までになればと思います。
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・さびしんぼタイプ
JCでどういった仲間がつくれるのか、あなたの経験に基づいて話してみましょう。経験の浅い人は同期の繋がりなどが良いと思います。先輩の聞いた話でもインパクトのあるものは有効でしょう。
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・お金大好きタイプ
→ここだけは、明確に伝えるものがあります。
JCで得られるのは仕事ではなく、あなたの信用
信用を得られた結果仕事は入ってくるわけです。ここを間違って伝えると、入会後に即退会に繋がる原因になりますので注意していきましょう。
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・意識高い系タイプ
ここはLOMや各種大会の様々なセミナーを軸に話がしやすいかと思います。LOMの特徴のある事業を是非話していきましょう。過去の事業からまちがどう変化したなども語れるとより良いと思います。
最後に理念について
JCの理念に共感してもらい
入会してもらう
これは今のトレンドかと思います。
私は入会前はもちろんのこと、入会後にしっかり伝えていく必要があると考えます。
しかし、この理念を入会前に全面に押し出しても、
具体的なイメージが沸かずに対象者ゲストには響かないと思います。
JCの理念に基づいて、〇〇という事業が展開されて〜
JCの理念に基づいて、奉仕修練友情の友情の部分を語る
などが現実的だと思います。
思った以上に、いきなり理念を話して響く人は少ないのです。
その前提でどうやって具体的にわかりやすく魅力を伝えていくか?
これが重要だと考えます。
最後に
まとめになりますが
相手の立場になって
まずは相手の話を聞くスタンスで、対象者ゲストと話をしていく。
その中で、対象者ゲストの分類分け(要望を知る)が重要であり、
1人1人が答えを持って、JCについて伝えていく。
その結果、相手の意識変革が起きた時に
JCへの入会が決まるのです。