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Appleの変遷を外側から見てみると「宇宙」が見える?。

【時々使う。変わってきたiPhone】
自分の場合は、昔から「自由が効く」ほうが、使いやすさに優先するので、Androidを多く使う。そろそろ、Androidも次のOSになる、という業界話もなくはない、この時期なんだが、ときどき、様々なアプリなどの検証用に、ストックから取り出してはiPhoneを使う。iOS18へのアップデートも済ませた。アイブが去ったAppleが出てくるのはこの後だろうが、それでもAppleは変わった、とは感じることができる。自分にしてみれば、AndroidでもiPhoneでも同じようなものだ。

【11以降はあまり変わらない、という個人的印象】
それはともかく、iPhoneは結局、11から後はあまり変わったところがない、と、個人的には感じている。変遷といえば値段が高くなったくらいだ。折りたたみもないし、Androidでは既に常識になっている指紋認証もない。時代をリードして新しいものに比較的短時間で飛びついて、さっさと時代の最先端、という感じだったAppleは、AIも遅れ、折りたたみもなく、指紋認証もない。ただデザインが良さげで値段が高いだけになってきている。デザインもよりユーザーの多い中国製品に比べて、文化の違いで、日本を含めた西側ではなんとかなっているものの、「機能」「性能」「デザイン」全てで、劣って来ている感は否めない。

【Appleブランドの原点】
Appleのブランドの原点は「(1)時代の最先端のハイテクに見えるもの」を「(2)シンプルで洗練されたデザインで包む」ところだが、今はその後者しか残っておらず、前者は置き去りにされている、と、個人的には思っている。エンジンはしょぼいが、デザインが超かっこいいクルマのようなもの、というように感じるのだ。

ちなみに、本当の最先端のハイテクは多くの人々の目には触れないところにあり、ある日突然多くの人の目にふれるところに出てくる。黎明期の後のインターネットのように、ね。

【5Gミリ波については】
5Gの最先端であるミリ波対応も、iPhone16のProバージョンでやっと採用。5Gとは言っても「最速」を出すには「ミリ波」が必要なのだが、5Gミリ波の多くのパテントは中国HUAWEIが握る。だから、米国はじめ、いわゆる西側先進国では、やりにくかった、という事情もあるのかもしれない。
日本市場ではそれでも売れるだろうが、世界はそうではないのは、iPhoneの世界シェアの推移を見れば明らかだ。日本市場でも、この「新時代」は始まりかけているのが見える。2020年より前は日本のスマートフォンの70%以上がiPhoneだったものが、既に5割台にまで落ち込みつつある。

【次の時代は「D2D」「D2C」。楽天モバイルが先んじる?】
公的なアナウンスでは、いよいよ今年から高速のインターネット接続(実験では最大17Mbpsが出ている、という)を衛星と既存の普通のスマホの間で直に行う「D2D(Direct to Device)」「D2C(Direct to Cell - Cell phone)」が始まる、という。この時代「西側の星」は、イーロン・マスクのSpaceX(現在、約7千個のインターネット衛星が上空で動いている - 軌道上の稼働中の通信衛星の70%を一社で占める)に、どうしてもならざるを得ない。日本のdocomo、au、Softbankともに、SpaceXとの契約を済ませている。しかし、それも同様のシステムが既に中国でも着実に進んでいる。更に楽天モバイルの発表では、楽天モバイルが「D to C実験成功」のプレスリリースを出している。もともと基地局の制御などの全てをソフトウエアで行う楽天モバイルのインフラ系システムは、宇宙に基地局を飛ばし人間がハードウエアを触ることがほとんどできない場合、衛星スマホ時代には他社より有利、という話があったのだが、いよいよ、その時代が来た、という感じがある。

【宇宙で始まる「新・東西冷戦」?】
時代を見越して、だが、AppleもiPhoneの最上位機種では、テキストだけだが、緊急時の衛星との接続が使えるようになっている。これはHUAWEIも同じシステムがある。他にも、衛星関係は多くのニュースがあるが、日本語のニュースは少なく、動向を追うには米国や中国の英語のニュースを読む必要があるのだが、最近はスマホとか翻訳が賢いからね。自分でもなんとかなっている、という感じだ。

時代はどんどん変わっていく。それは宇宙に向かっている。

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